おんな一人立ち飲みもまったく違和感なくできるのが良かった。
魚をさばくのが魚屋あがりのおじいちゃん、仕入れがマスター、
総菜を作るのは和食に心得のあるいがぐり頭の長男だった。

カウンターの内側にほのかに似た三人が並ぶ景色は愉快だった。
久しぶりの「魚屋よ蔵」は基本的には何も変わっていなかった。
でも、約一名顔が変わっていた。

マスターは相変わらずの昭和の日活スター風のソース顔だが、
加えてジャニーズのど真ん中みたいなハンサムボーイがきびきびと働いている。
なんというか、恥ずかしいほどカッコよく、困惑するほどフレッシュなのだ。

 

バイトを雇うほどの繁盛店になったかと思ったが、
マスターと並んだ瞬間におや?と思った。二人はほのかに似ていた。
聞けば今大学生の次男坊。開店当時は中坊だ。長男は今は別の店でさらに腕を磨いているらしく、
このハンサムボーイは週に二日ここで、残りは肉屋などで見聞を広げるべく休む間もなく働いているらしい。

ちなみにガラスケースからチョイスした応援セットの刺身は鮭、総菜はオクラ。
鮭は次男坊に負けない爽やかでじつにフレッシュ。
単品で頼んでも刺身はオール280円という激安価格だ。
お酒はもっともリーズナブルなのは焼酎ハイボールだが、
二杯目はなんとなく見栄を張って380円の角ハイボールを頼む。
濃さ、炭酸のきめ、冷え具合がパーフェクツ!