(画像左から)影山飛雄役の赤名竜之輔、日向翔陽役の醍醐虎汰朗
「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“飛翔”」製作発表が、東京都内の体育館にて行われた。
集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載中の古舘春一による「ハイキュー!!」を原作に、2015年から7作品が上演された演劇「ハイキュー!!」シリーズ。“飛翔”から、烏野高校の全キャストが刷新。オーディションで選出された新生鳥野が始動する。8月19日の“ハイキュー!!の日”に実施された製作発表には、日向翔陽役の醍醐虎汰朗、影山飛雄役の赤名竜之輔がキャラクタービジュアルで登壇。これまでに引き続いて演出・脚本を手がけるウォーリー木下も参加し、彼らの門出に華を添えた。
製作発表は「ハイキュー!!」を連載している集英社、週刊少年ジャンプ・中野博之編集長による激励でスタート。その後、前回シリーズで日向を演じた須賀健太からの応援コメント映像がサプライズとして流された。映像には、劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎《亞》alternative『けむりの軍団』」で須賀と共演中で「ハイキュー!!」ファンの古田新太、池田成志の姿も。須賀は「どんな“新生烏野”が飛び出すのか楽しみにしています!」とメッセージを贈る。
さらにサプライズは続き、会場には原作者・古舘の描いたモノクロ原画が。サブタイトル〝飛翔?と大きく冠されたイラストを受け取った醍醐と赤名は「うわぁ、カッコいい!」と大喜び。ウォーリーも「感動しました」と続き、本作の構想を「ぶつかり合いを経て春高出場への覚悟を固めていく“人間ドラマ”に仕上げる」と紹介した。
須賀から役を引き継ぐ思いを問われた醍醐は「偉大な先輩の真似ではなく、自分のフィルターを通した日向翔陽を“1から始める”つもりでリアルに演じたい」と意気込む。赤名は、自身の演じる影山を「ひとりの男として尊敬する」としつつ、「初の2.5次元舞台だからこそ伝えられるものがあると思ってがんばります」と強い気持ちをにじませた。
それを受けたウォーリーは「本作から登場する“託す”という言葉になぞらえて、信頼関係を育んで相手に“託す”面白さを感じてもらえたら、きっと素敵な“頂”の景色が見られるんじゃないかと思います」と新キャストを鼓舞し、製作発表を締めくくった。
公演は11月1日(金)から4日(月・休)まで、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて。さらに大阪・宮城と巡演したのち、12月に再び東京へ凱旋する。チケットぴあでは、9月3日(火)11時より先行抽選を受け付ける。
取材・文:岡山朋代
(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会







