(画像左から)佐奈宏紀、蒼木陣、井澤巧麻

サンミュージックに所属する若手男性俳優11人で構成されるユニット「SUNPLUS」の第1回舞台公演「SUMMER BAZAAR ~夏の終わり~」が10月に東京・新宿村LIVEで上演される。2015年のユニット結成より4年。目標のひとつだったという舞台公演が決定して感じていることを蒼木陣、井澤巧麻、佐奈宏紀に聞いた。

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結成からファンミーティングやイベントを中心に活動してきたSUNPLUS。本作の上演決定には「やっとです!」と口を揃える。俳優のユニットだからこそ「お芝居は結成して最初のミーティングからやりたいと言ってきた」(井澤)というが、当時は集客が見込めず叶わなかったと明かし、「だんだん応援してくれる方が増えてきて、『今ならできるかもしれない』と実現しました」(佐奈)と感慨深い表情を見せた。

メンバー11人でつくる会話劇の脚本は宮本武史、演出は赤澤ムック。全寮制男子校を舞台に、登場人物それぞれが抱える不安や悩み、そこから1歩を踏み出すまでの葛藤を描くという。それぞれの役柄は「本人のキャラクターに寄せつつも、課題も与えてくれているのを感じます」(蒼木)という当て書きの要素もあるようだが、蒼木は「偽善者で外面は完璧という役」、井澤は「複雑な生い立ちでトラウマも抱える役」という一方、佐奈は「何でもそつなくこなすプレイボーイな役」と、どんな展開になるのか気になる設定だ。さらに描かれる人間関係にも「僕たちのリアルな関係性が生かされそう」(井澤)と、まさにSUNPLUSのために生まれた物語となる。

「第2回、第3回ができるかは、今回の僕たち次第。今までにないプレッシャーがあります」(佐奈)という本作。これから始まる稽古に向けて、井澤は佐奈に「別の舞台で共演したとき、佐奈は座長で、めちゃくちゃがんばっていたし引っ張ってくれた。今回もそのエネルギーで座組を盛り上げてくれたら嬉しい」、佐奈は蒼木に「陣くんは最近目の色が変わってきてる。話していると、お芝居で大事にしたいものが見つかってきているような感じがする。いいところは盗ませてもらいたいし、お互いのこだわりを共有して、上手く混ぜて、新しい色にできたら、いい作品になると思う。いろいろ話したいです」、蒼木は井澤に「SUNPLUSって今まであまりぶつかることがなかったけど、今回はもしかしたらぶつかることもあるんじゃないかなと思ってる。だからこそ本音で話したい気持ちでいます」とそれぞれメッセージを送り合った。

3人が「新しいお客さんにもぜひ来てほしい!」と口を揃える本作は10月18日(金)から27日(日)まで東京・新宿村LIVEにて。チケットは発売中。