そんな吉田さんも自身の「本当に行って良かったランキング」を同書で発表しているので大変興味深い。これまで世界を三周もしてきた吉田さんだからこそ推薦できる絶景スポット。
というのも、上記の書籍から抽出したランキングでは、「ここは順位が低すぎる」「あそこが入っていない」と、納得のいかない部分もあり、吉田さんご本人の絶景ランキングを作りたくなったそうです。
吉田さんが重視したのは、「景色の美しさ」「文化的な面白さ」「人のやさしさ」「行きにくさ」「非日常感の強さ」。吉田さんにとっての絶景は、その場所だけではなく、旅の延長線上に絶景があるかどうかなのです。「旅先としての絶景」という評価軸があるのです。
吉田さんが「絶景」の上位にあげたのは、ブラジルの「バイーア」。音楽の都・サルバドールがあり、ラテンとアフリカが混ざった古い町並みにサンバのリズムが広がります。
同都のカーニバルはリオと違い、自らが主役となって参加することができる点。音楽を全身で感じながら自由に踊る。絶景のワンシーンにあなたも映り込むことができるのです。
続いて、パナマの「サンブラス諸島」。海の綺麗さはカリブ海が他を圧倒しているという吉田さん。サンブラス諸島もそんなカリブ海に浮かぶ。
この島には非常にアクセスが悪く、離陸と着陸を繰り返し、島と島をわたり到着することができるのです。そして島には何もない。究極のシンプルライフを実現しています。しかし、そこに住まう人たちは非常に優雅なので不思議ですよね。
そして、「ブータン」です。言わずと知れた国民総幸福を提唱している国。現在も民族衣装の着用が義務付けられているのですが、皆が同じ衣装を着ている姿は、まるで、大昔にタイムスリップしたかのよう。
また、個人旅行が認められていない国ですので、外国人はツアーへの参加が必須となっています。そういったハードルを乗り越えてでも行ってみたい国だそう。
どれも素晴らしい絶景ばかりですね。こうやって各国の絶景を見てしまうと、どこかでかけたくなってきますね。このゴールデンウィークのご予定がまだ決まっていない皆さん、あなたにとっての絶景を求めて旅行に出てみませんか。皆さんの絶景のご報告、楽しみにしています。