「メニューを考えるのは、ここにはいってから10年以上はずっと。イースターだったりハロウィーンだったり、その時にあったものをつくっていますね。」
東京ディズニーランドと同じ東京ディズニーリゾート内にあるホテル『ディズニーアンバサダーホテル』。
そのホテルのレストラン統括をおこなっているのが、株式会社ミリアルリゾートホテルズのスーシェフ工藤雅克氏です。
ディズニーアンバサダーホテルのレストランでは、季節ごとに東京ディズニーランド・東京ディズニーシーで開催されているスペシャルイベントに合わせたメニューが提供されています。
2016年3月19日から2016年6月15日の期間中に提供されているのは、同日までに東京ディズニーランドで開催しているスペシャルイベント『ディズニー・イースター』をモチーフにした品々。
今回は、ディズニーアンバサダーホテル内にあるレストラン「エンパイア・グリル」で提供されている、ディズニー・イースター限定のディナーコースについて、工藤氏にお話を伺いました。
ー『ディズニー・アンバサダーホテル』にはどのように関わられていますか。
アンバサダーホテルの中にある全てのレストランの統括と、『エンパイア・グリル』を兼務で担当しております。
ディズニー・イースターのメニューも私が考案しました。
ーディズニー・イースター限定ディナーコースのポイントを教えて下さい。
現在パーク行われているイベントがイースターですので、それぞれの料理の中にいろいろなイースターの要素を取り入れています。
前菜でしたら、イースターバニーの耳をイメージしたものが、サーモンの上に乗ってますね。
あとイースターボンネット(飾りのついた帽子)のように、お花などをいっぱい飾っています。
イースターはお花がたくさんあるので、サーモンも桜の塩漬けで味付けしてあるんですよ。
『エンパイア・グリル』は、カルフォルニアスタイルのレストランなので、メインディッシュはちょっと豪快です。
前菜は山菜を中心としたお野菜を使用しましたが、メインディッシュは季節のたけのこであったり、イースターバニーが好きそうな人参であったり、あとこの黄色いものがピサンリという、フランスの山に生えるたんぽぽの葉っぱなんです。
ちょっとほろ苦い、春らしい料理を作りました。
ソースは、旬のイチゴを使ったイチゴのサルサソースです。
イチゴの甘酸っぱさと甲殻類というのは相性が良いんですよ。
すべてにちょっとづつディズニー・イースターの要素を入れて、最後はディズニータッチのデザート。
細かいところで、マカロンがたまご型であったりとか、ちょっと目立たないけど、ドット柄になっているんですよ。
まずは目で見て、楽しんでいただいて、もちろん、舌でも味わっていただきたいと思っています。