世界に通じるキッチンブランドを目指す速水もこみち

 料理本のアカデミー賞といわれる「グルマン賞」を受賞し、世界でも料理の腕前が高く評価されている速水もこみちが新たなキッチンブランド“MOCOMICHI HAYAMI”をプロデュースした。2日、ラインナップの発表会と料理のデモンストレーションが行われた。

 さっそく手際よく料理を始めた速水はプロデュースのきっかけについて「料理をおいしくするためには良い食材を使うだけでなく、料理が楽しくなり、日々愛用できるようなキッチングッズが必要です」と語った。速水が展開する同ブランドはおしゃれに、おいしく、食べることを「楽しむ」文化を提唱し、世界に通じるキッチンブランドを目指すという。

 第1弾となる商品ラインアップは包丁(ドイツ:ヘンケルス)、フライパン(アメリカ:ビタクラフト)、クッキングボード(日本:土佐竜)、ホーロー(日本:富士ホーロー)、オイルボトル(日本:HARIO)ほか全部で53アイテム。商品のカラーバリエーションは3色だが速水はこのカラーセレクトにかなりの時間を費やしたという。

 料理のデモンストレーションが進むと会場内には香ばしい匂いが広まり「夏野菜を使ったアラビアータ」が完成し、見事な調理の腕前が披露された。

 速水は商品プロデュースについて「ついにこの発表日を迎えてうれしく思います。この日が来るまでかなり時間がかかり、大変な作業もありました。どんな商品が喜んでもらえるのか、どうやったら料理が楽しいと感じてもらえるかを考え作りました。ぜひみなさんにも手にとってもらいたい」と熱く語った。