入園保証と15分前入園の利点を活かして欲しい
今回の改装・運営形態の変更における最大の変化は、『東京ディズニーリゾート・パートナーホテル』から『ディズニーホテル』に変更されたことだ。
東京ディズニーリゾート周辺には複数のホテルが立ち並んでいるが、それぞれオリエンタルランド社との契約形態が異なり、ホテルに付加されている特典に差がつけられている。
複数ある契約形態の中で、ゲストにとって最も優位な上位特典が付加されるのが『ディズニーホテル』である。
平野「ディズニーを中心に遊ばれるお客様は非常に多いですので、お客様自身の滞在スタイルに合わせてご利用いただければなと思っております。
その中でも人気のあるディズニーの特典『ハッピー15エントリー』を付加しておりますので、より一層パークを楽しめるのかなと思っております。
今までと大きく違いますと、パートナーホテルですと入場制限がかかった場合はご利用できないのですが、今後はディズニーホテルという位置づけになりますので“入場制限中も入場できる”、お客様に安心してお泊りいただけるのではないかなと思っております。」
ハッピー15エントリーは、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーに開園15分前から入園できる『ディズニーホテル』のみに付加された特典だ。
滞在スタイルはゲストによって異なるが、より良い場所でショー・パレードを鑑賞したいエンターテイメントファン、より多くのアトラクションに並ばずに乗りたいアトラクションファン他、人気キャラクターと触れ合いたい、ゆっくりとパーク内を散策したい等、多くのゲストの夢・要望を叶えられる15分として非常に人気が高い。
ディズニーからの提案「テーマパークをモチーフに」
『パーム&ファウンテンテラスホテル』では、これまでもファミリー層をターゲットに、特色ある客室を提供してきた。
2012年のタカラトミーの人気車玩具“トミカ”をモチーフにしたトミカルーム。
2013年の人魚をイメージしたマーメイドルーム。
2014年の冒険をイメージしたわくわく探検ルーム。
いずれも大人気の客室であったが、今回のディズニーホテル化との因果関係はないという。
内堀「ディズニー側とそこに相応しいテーマを協議した時に、ご提案のあった「テーマパークをモチーフにそれぞれにウィッシュ“夢とファンタジー”、ディスカバー“冒険と発見”という形はどうだ」というコンセプトを受けまして、開発を進めたという経緯がございます。」
平野「こちらのウィッシュ棟は、両パークの夢やファンタジーというテーマをモチーフに作らせていただいておりまして、9月10日にオープンいたしますディスカバー棟に関しては、冒険やわくわく感アドベンチャーといったテーマをモチーフにした内装・デザインになってくるのかなと思います。
非常に大きな違いはあると思いますね。
これまでの『パーム&ファウンテンテラスホテル』以上に、よりそれぞれのホテルのテーマを楽しんでいただけるようになるかと思います。」
客室以外にもホテル独自のイベントを実施してきた『パーム&ファウンテンテラスホテル』だが、今後は、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのイベントと連動したものをおこなっていくという。
平野「直近では、七夕のイベントに合わせて、東京ディズニーセレブレーションホテルのロゴをあしらったウィッシングカードを配布し、パークに来ていただきながら参加していただければなと思います。」