ウリは「ディズニーホテルなのに低価格」国内需要を狙う
今後浦安エリアでのホテル開発が活発化することが予想されており、既に2017年にはHISグループが舞浜駅周辺にホテルを開業することも発表されている。
複数のホテルが競合する浦安エリアで、『東京ディズニーセレブレーションホテル』はどのような戦略をとっていくのか。
平野「全く意識していないわけではないですが、舞浜エリアだからディズニーホテルというわけではなく、より多くの皆様にディズニーホテルを体験していただきたいというコンセプトの上でやらせていただいております。
既存のディズニーホテルは90%以上の稼働率を誇っておりますが、プラスお客様に選択肢を広げていただきたいということで、価格帯も低めに設定させていただいておりますので、ご利用する機会は増えてくるのかなとは思っております。
ディズニー特典も付加しておりますので、そういう意味ではディズニーブランドというものを新浦安エリアでも楽しんでいただけたらなと思っております。」
内堀「戦略的なご質問として「インバウンドですか? 」と聞かれるのですが、実際今のディズニーホテルでもインバウンドはほんの数パーセントしかご利用はなくてですね、今後もこちらの方でも特にインバウンドを狙ってというものでも無いです。
かといって、価格で競合するというよりも、ホテルに入ればミニーマウスがいて、パークに15分前に入れるといったような『ディズニーホテル』としての魅力がしっかりあります。
また、そこがしっかり評価されて今の3つのディズニーホテルの稼働率が90%台になっていると思っておりますし、現状、ディズニーホテル自体の需要がしっかりあるというところから、競合だとかそういったことは全然考えていないですね。」
来園頻度・居住地とわず、非日常を体験できるホテル
最後に、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに毎週来園するコアファンについてお話を伺った。
平野「もちろん県内の方にも手軽にリゾートを楽しんでいただきたいと思っておりますし、使いやすさというところでも価格を下げさせていただいておりますので、是非ご利用いただきたいなと思っております。
頻繁にディズニーパークに来園される方にも、非日常的な空間をこちらのほうで堪能できると思いますので、近隣の方にもご利用いただければと感じております。」
インタビューの中でも度々あげられていたように『東京ディズニーセレブレーションホテル』の最大のメリットは、15分前に入園できるハッピー15エントリーの低価格利用だろう。
今回のディズニーホテル『東京ディズニーセレブレーションホテル』の開業で、これまでの3つのディズニーホテルのゲストに加え、2016年9月までに702室分のゲストがハッピー15エントリーを利用することが可能になる。
ディズニーホテルを利用しやすくなる一方で、ハッピー15エントリー利用者の増加に伴い、15分間の体験価値に変化が起こるのではないかとファンからは懸念の声があがっている。
低価格帯のディズニーホテルの誕生と、今後の動向を注視していきたい。
『東京ディズニーセレブレーションホテル:ウィッシュ』2016年6月1日(水)開業。
『東京ディズニーセレブレーションホテル:ディスカバー』2016年9月10日(土)開業予定。