「電子マネー」いろいろあるが、どれをメインにすべきか

電子マネーを使い始めようと思うとき、どれをメインで利用するか悩みます。

ざっとあげただけでもSuicaやPASMOといった交通系電子マネー(基本の仕様は同じ)、楽天Edy、nanaco、WAON、と5つの有力な電子マネーが利便性を競っており、おサイフケータイにインストールされているiDやQuickPay、auWalletなども目につきます。

今回は「電子マネー、どれ使えばいいの?」というような人を対象に、首都圏では有力な選択肢であるSuicaを軸に、初めての電子マネー活用法について紹介してみたいと思います。

首都圏暮らしならSuicaに集中、スマホがあればモバイルSuicaが便利

もしあなたが首都圏に暮らし、電車やバスに少なからず乗るというのであれば、Suicaで電子マネー利用をスタートしてみるといいでしょう。電車に乗るためのICカードが、多くの店舗で利用できる電子マネーとしてそのまま使えるからです。

私たちの生活の利用シーンにおいて、「電車やバス」で使えるという利便性は大きく、SuicaもしくはPASMOを選択すれば、定期券をそのまま電子マネーにすることもできます。電子マネーを何枚も持つという面倒も回避できます。

交通系ICカードを電子マネーのメインカードにすると、交通機関以外でも便利性が高いことも魅力です。Suicaは、大手コンビニの全てが対応しており、駅ナカやキオスクでの決済もほぼ通用します。SuicaはPASMOロゴのある私鉄駅でも使えるので利用シーンはかなり広くなります(逆に言えばPASMOはSuicaロゴのある全ての端末で決済できます)。

デニーズがnanacoだけ、とかマクドナルドはiD等でSuica非対応、などということが時々ありますが、電子マネー対応端末がレジに置いてあるお店はSuica対応している、と思ってもほぼ大丈夫です。

もしAndroid系のスマホを持てば、おサイフケータイの機能を使ってモバイルSuicaにしてしまうと、さらに便利になります。モバイルSuicaアプリの登録をしておけば、新幹線の予約や特急券の予約をどこでもできるようになり、さらに使い勝手がよくなります(JR東日本エリア。東海道新幹線は追加の契約が必要)。

ところで、Suicaを使い始めたら、Suicaポイントクラブに必ず登録しておきましょう。日々の利用に際して0.5~1%のポイントも貯まりますので、便利なうえにお得で割安な買い物をしたことになります。