『ちいさなプリンセス ソフィア』は、ディズニー製作のアニメーション。
舞台は魔法に満ちたエンチャンシア王国。村に暮らす普通の女の子だったソフィアがある日、母親が国王と再婚した事よって突然プリンセスになり、戸惑いながらも成長していくストーリーです。
ソフィアが困ったときに、シンデレラやアリエルなどのディズニープリンセスが次々に登場し、助けてくれるのもこのシリーズの見所となっています。
実は、この“お母さんの再婚で突然全く新しい環境に入る事となったソフィア”を通して、大切なお友達づくりや人との関わりについて学べると話題になっているんです。
そこで今回は、『ちいさなプリンセス ソフィア』シリーズの中から、ソフィアの友達への対応など素敵なエピソードをご紹介いたします。
1. 新しいきょうだいからの「嫉妬」を乗り越えて
今までのディズニープリンセスとは少し違い、普通の女の子がいきなりプリンセスになるというストーリー。
お城での生活は華やかではありますが、いいことばかりではありません。
ソフィアも、”普通の女の子がプリンセスになるなんて無理”と一度は落ち込んでしまいます。
プリンセスソフィアのお話は、最近増えているステップファミリーを背景に描かれています。
突然プリンセスになったソフィアだけでなく、父親の連れ子であるアンバーも新しい姉妹ができて戸惑ってしまったひとり。
周囲の関心が一気にソフィアに向かったように思えて嫉妬し、たくさん意地悪なことをしてしまいます。
そんなストーリーの中で出てくるお助けプリンセスは、シンデレラ。
彼女もステップシスターに悩んだひとりなんですよね。
シンデレラの目線からの、「相手のことを思いやれればきっと本当のきょうだいになれる」という言葉はとても新鮮ではないでしょうか。アンバーもやきもちをやいていただけで悪い子ではありませんでした。
ソフィアは幼い子どもですが、自らの環境の変化を受け止めていきます。環境の変化についていくのも経験と、とても前向きにとらえています。
この姿勢はとても素晴らしく、ぜひ真似したいですよね。
2.「協力的でない」お友達、どう説得する?
続いて、DVD最新作『ちいさなプリンセス ソフィア/ふたりのソフィア』の“そらのおうかん”から、協力的でないお友達とのエピソードをご紹介します。
ペガサス・ダービー選手権に出場することになったソフィアとヒューゴ。選手権に勝つためにはチームプレーで勝負するしかないのですが、ヒューゴは、「僕はすごく速いから、チームプレーなんて必要ない」と協力しません。
ソフィアの説得でやっとチームプレーの大切さを理解したヒューゴですが、自分が先にゴールできない技の練習には協力せず、「勝てないならレースに出ない!」と投げ出してしまいます。
ここでソフィアは、チームでやることの大切さを伝えるために、怪我をして選手権に出られなくなったジェームズに協力してもらうことにします。
それは、ソフィアとヒューゴのために、“応援歌をみんなで歌うこと”でした。
家族の中で自分だけが優勝の経験がないヒューゴは、兄にもバカにされていて、この応援歌を“勝ったときの歌”と思い込んでいました。ですが、この歌は、勝ったときの歌ではなく、“みんなで頑張ろう”という歌だったのです。
自分を応援するために歌ってくれているんだとやっと理解し、ヒューゴはレースに出る決意をしました。
なかなか協力してくれないお友達っていますよね。でも、ソフィアは何度断られても諦めることなく、なんとか説得しようと試みました。
それと同時に、絶対無理ということはなく、どんなことにも挑戦することの大切さをソフィアは教えてくれます。