映画『高台家の人々』の公開後イベントが10日、東京都内で行われ、出演者の斎藤工、間宮祥太朗が登壇した。
森本梢子氏の人気コミックを実写映画化した本作は、口下手で不器用な分“妄想”が大好きなヒロイン木絵(綾瀬はるか)と、木絵の妄想を読み取るテレパシー能力を持つ名門一家“高台家”の長男・光正(斎藤)の恋を描く。
この日は、斎藤と、弟の和正を演じた間宮が、劇中の“胸キュンシーン”を、観客を相手に再現した。
会場で企画が発表されると、斎藤は「失笑の嵐。特に男性のお客さまはどうしたものかと思っているはず」とシニカルにコメント。間宮も「工さんしか需要がないと思うので…」と自虐的に語った。
それでも会場の女性ファンは大盛り上がりで、多くの希望者が挙手した。斎藤は「年配の男性、手を上げてくれ。マスコミが望んでいない絵を作りましょう」と冗談めかしたが、司会者は女性を指名。斎藤は、その女性を相手に「(僕は)34のおじさんですよ」と苦笑いしながらも、雨にぬれた木絵の髪をハンカチで優しく拭く劇中のシーンを再現。女性は「夢みたいです」と感激していた。
続いて、間宮が“猫なでシーン”を再現することに。劇中の愛猫同様に、間宮になでてもらえるとあり、斎藤は「俺もお願いします」と手を挙げて立候補。選ばれた女性を横目に「いいな~」とうらやんでみせて笑わせた。
その後“擬似プロポーズ”を披露することになった斎藤は「では、アラビア語でいかせていただきます」とボケるも、本番はしっかり相手の女性を見詰めながら「僕と結婚してください」と真剣に“プロポーズ”。続いて「『生理的に無理です』って断ってみて」とそそのかした斎藤だったが、女性は「お願いします。もう死にそう…」とうっとりしながら承諾した。
最後は、女性にリクエストされた“Wハグ”の妄想を斎藤と間宮が実現することに。二人に抱きしめられ「心臓が飛び出そう…」と興奮気味の女性に、斎藤は「全然飛び出てないから大丈夫。ずっと同じ位置にあるから」と優しくほほ笑んだ。