(画像左から)一村すみれ、谷佳樹、神永圭佑、遊馬晃祐

舞台『OZMAFIA!! sink into oblivion』が、10月23日よりこくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて開演。初日には、神永圭佑、谷 佳樹、遊馬晃祐、一村すみれの4名が登壇したマスコミ向けの取材会見とゲネプロが行われた。

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本作は、2013年に発売された女性向けシミュレーションゲーム『OZMAFIA!!』を原作に、2017年に上演された初演から演出家・キャストを一新したもの。童話の名前を冠したマフィアたちが統べる街を舞台に、記憶をなくした少女・フーカ(一村)が、謎の人物・シーザー(安東秀大郎)に追われる中、マフィア・オズファミリーのカラミア(神永)、キリエ(谷)、アクセル(遊馬)と出会い、物語が始まっていく。

会見時に見どころを聞かれ、遊馬は「やっぱり“キュンキュン”ですよ!」と女性向けゲーム原作であるポイントを挙げる。「カラミアさんのあのシーンや、キリエのあのシーン……そして僕が演じるアクセルの超絶濃厚ラブシーンとか!」と観客の期待感を高める発言で会場を笑いに誘い、一村は「本当に個性豊かなキャラクターがたくさん出てきますので、“推し”を探しながら観ていただけたらなと思います!」と遊馬に続いた。

さらに、男性陣3人は、観客をキュンとさせるキャラクターのアピールポイントを聞かれ、神永は「マフィアのボスという懐の深さや男らしさ。カラミアはクセ者揃いのファミリーの中で、唯一フーカを温かく迎え入れる存在でもあるので、そういった安心感ですね」とコメント。カラミアの懐の深さや大らかさは、稽古でも演出の伊勢(直弘)と悩みながら作り上げたことを明かした。谷は、「キリエは掴みどころがなく、どこか気になってしまう男。最初は“1推し”ではなかったとしても、気づいたら好きになっている、そういうところがあると思います」と、笑顔で語る。遊馬は、「最初でこそフーカに不信感を抱いていますが、少しずつアクセルなりにフーカに近づこうとする。そんな彼の優しさや男気、気持ちの変化を見ていただけたらと思います」と語り、「それで(お客さんを)オトすの?」と谷から聞かれると、「オトすんじゃない、オチるんです」と自信のある表情を見せた。

魅力的なキャラクターたちが観客をどのようにキュンとさせるのか。ぜひ劇場でたしかめてほしい。舞台『OZMAFIA!! sink into oblivion』は、10月27日(日)まで、こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて上演中。

取材・文:渡邉千智