そして、増田セバスチャンはこう語ってくれました。

きゃりーぱみゅぱみゅの仕掛人の一人である増田セバスチャン氏。5月には小説の出版、秋には『オズの魔法使い(演出・宮本亜門)』の舞台美術も担当するそうです。
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増田「いま〈カワイイ〉が、世間的にはもてはやされていますが、〈カワイイ〉というものは、表面的なものだけではなく、セクシャリティ・アヴァンギャルド・ファッショナブル・フェアリーテイル………様々な要素で構成されたものであるということ。そして、こういった〈カワイイ〉が戦後からずっと存在していて、その精神が脈々と現在につながっているということを皆に知ってもらいたい、それが今回の展覧会の趣旨です。
きゃりーちゃんに代表されるようなカラフルな子たちを「タダの流行でしょ?」と思ってる人にむしろ見てもらいたいですね。大人の……特に男性の方には、これがどういった絵で、それが1950年代からあった理由などをじっくり考えながら見ていただきたいです。」

5月24日には増田セバスチャンがカワイイのルーツを語るトークショー、27日には前田みのる(スタイリスト) 、本間義春(ルネ・プロ株式会社 主宰) とのトークショーも予定されています(どちらも要予約)。
会期は6月4日まで。〈カワイイ〉のルーツを体感できるこの機会をお見逃しなく。

売店ではルネの原画や所蔵していた洋雑誌も販売しています。ほかにもカワイイオリジナルグッズがいっぱい!  拡大画像表示

   

図録も大変充実しています。あえてレタッチ修正せずイラストの鉛筆跡などを残しているのは、ルネの息遣いを感じてほしいからだそうです。  拡大画像表示

 

関連リンク

「増田セバスチャンが見つけた「もうひとつの内藤ルネ」展―Roots of “カワイイ”」

「HARAJUKUーぴあBOOK」