交流会はさらに深い話が聞けて楽しい時間に

毛利さん、松川さんの作品と小澤さんにピックアップいただいた作品を鑑賞した後、美術館併設のカフェ THE SUNで、参加者の皆さんと講師の皆さんを囲み、飲み物を片手にカジュアルな雰囲気の中で交流会が行われました。

イベントに参加した方からは、「どんな風に作品を作っているんですか?」という制作の裏話に関する質問や、「毛利さんはアメリカでどうやって人脈を築いたんですか?」「影響を受けた作家はいますか?」という質問、そしてキュレーターの小澤さんにはキュレーターという仕事についての話などを聞いていました。

会場の中ではインカムをつけ、集中して説明を聞いていた参加者の皆さん。最後のトークは大いに盛り上がりあっという間の30分となりました。

最後に参加した皆さんに感想を伺うと、

「一見難しそうに見える現代アートをコンセプトや想いを丁寧に解説して頂けたのでとても身近に感じられました。現代アートがとても好きになりました」
という方や、
「初めて現代アートの美術館に来ましたが、映像や音、色々な表現を使っているのを初めて知りました。やはり解説があってバックグラウンドを知ると見方が全く変わりますね」
といった声が聞かれました。

また、アーティストの方に直接話を聞けたことも、とても興味深かったようです。アートに詳しくない私も、とても楽しく作品を見ることができました。

森美術館では、現在「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が開催されています。日本初公開の、レオナルド・ダ・ヴィンチの天文学手稿を含む、古今東西ジャンルを超えた多様な出展物、約200点を公開。

トークセッションや、アーティストトークなどもあるので、実際に作品を制作したアーティストや専門家の話を聞いて、普段とは違う視点でアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社員からテレビ番組やDVDなど映像関係の英日翻訳者を経てライターに。 ハーバルセラピスト、アロマセラピーアドバイザーの資格あり。子供の頃からお笑い好きで、当時読んだ「落語全集」は宝物。でも、なりたかったのは落語家ではなく小説家。今、こうして文章を書いて人に伝える仕事をしていることに喜びを感じてます。