王道を嫌う異端児として活動しながら、長らくハリウッドのセンターポジションに君臨する。
唯一無二の立ち位置を築き上げたジョニー・デップの、“オレ流スタイル”に迫る。

自らの製作会社で実現! 8度目の黄金コンビ作

圧倒的な人気を見せたのは家族向けファンタジーの『チャーリーとチョコレート工場』。バートンとの初タッグ作『シザーハンズ』も根強い人気。最も批評家の評価が高かった『エド・ウッド』は7位とふるわず。  調査協力:マクロミル(2012.3.30~4.1/対象者200名/複数回答)
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ジョニー・デップが最新作の『ダーク・シャドウ』でまたまた奇才ティム・バートンと組んでいる。監督&主演というタッグは'90年の『シザーハンズ』に始まって8度目。近年は『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』が大ヒットしており、興行面においても非常に安定感のあるコンビと言える。

『ダーク・シャドウ』は60年代に放送されていたゴシックホラードラマの映画化で、ダークでビザールな世界観はいかにもバートン好みだが、企画を持ちかけたのはデップの方だった。もともとドラマの大ファンだったデップが映画化権を獲得してプロデューサーも務めており、自らの製作会社「インフィニタム・ニヒル」の作品として盟友のバートンに監督を依頼したのだ。つまり『ダーク・シャドウ』は、バートン&デップコンビにとって初めてのデップ主導の企画なのである。