新作の発売日が近づくにつれ、ユーザーの期待は高まっている。体験版の配信が始まった4月4日には、投稿数が急増。ぴあ調べ(2012.3.7~4.6)/調査協力:サイバー・コミュニケーションズ
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 「『ルミネス』はゲームとして面白いだけでなく、映像や音楽の気持ちよさを同時に楽しむ“シナスタジア(共感覚)”というテーマを掲げています。ゲーム内のサウンドには、アンダーワールド、ケミカルブラザーズ、カスケードなど、世界的なアーティストのエレクトロミュージックを34曲収録。音の振動が伝わり、プレイするほど自分が演奏しているような感覚に浸ることができます。これは国籍問わず、世界的に共有できる面白さでしょう」

水口さんはこれまでも、『スペースチャンネル5』など、音楽ゲームのヒット作を数多く生み出してきた。世界に視野を広げる中で、開発チームのグローバル化を進めたと言う。

'90年にセガに入社し、『セガラリーチャンピオンシップ』、『スペースチャンネル5』、『Rez』などのヒット作を生み出した。独立後は、『ルミネス』『Child of Eden』といった作品を手掛ける。
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「このゲームを開発したのは、プロデューサーがアメリカ人、ディレクターは中国人、プロダクトマネジメントはオーストラリア人、アートチームは日本人……といった多国籍のチームです。プレイヤーとしても、インターネットに接続することで、世界中の人と対戦、協力プレイができるので、ワールドワイドに楽しんでもらいたいですね」

水口さんが追い続ける、音楽とゲームの融合。その最新形とも言える『ルミネス エレクトロニック シンフォニー』で、世界中のユーザーと“シナスタジア”を味わってみては?

はしかわ・よしひろ 1981年、神奈川県生まれ。編集プロダクションblueprint所属のライター、編集者。ビジネス・ネットサービス・グルメ・映画・音楽・コミック・ゲーム・スポーツなど、幅広い分野で取材・執筆を担当。構成を担当した書籍に『まな板の上の鯉、正論を吐く』(堀江貴文/洋泉社)、『伝説になった男~三沢光晴という人~』(徳光正行/幻冬舎)など。