バレーボール国内リーグ発足50周年の記念イヤーを迎える今季。7月27日、50周年記念事業として、『Vリーグ大運動会』開催が発表された。バレーボールではなく、大運動会! 運動会ではなく、大運動会!! さまざまな「?」が頭をよぎる中、この記念イベントの謎に迫る。
選手とファンの距離を縮める、それが大運動会
アイデアは選手から生まれた。昨夏、年に一度各チームの代表選手が集う「プレーヤーズミーティング」の席で、50周年記念事業について話し合われた。
選手たちは「ファンのために何かしたい」「試合しか見てもらっていないファンに一体感を持ってもらえるイベントがしたい」「ファンとの距離を縮められるようにしたい」と意見を口にした。
そこでまとまったのが、50周年を記念してファンと選手が触れ合える感謝イベント=大運動会の実施だ。そして7月27日の記者会見にて、9月10日(土)・駒沢オリンピック公園 総合運動場体育館での『Vリーグ大運動会』の開催が発表されたのだった。
Vリーグ46チーム・135名の選手たちが参加
Vリーグ所属46チーム・135名の選手たちが駒沢オリンピック公園に集う(『アジアクラブ選手権』に出場するNECは不参加)。
V・プレミアリーグ各チームより5名、V・チャレンジリーグI・II各チームより2名が参加する。チーム分けは所属クラブ別ではなく、出身地別だ。
東京・北海道・東北がチームRed、九州がチームBlue、関東・東海がチームYellow、近畿・中国がチームGreenである。
各チームのキャプテンは以下の通り。チームRedは柳田将洋(サントリー)&鍋谷友理枝(デンソー)、チームBlueは古賀幸一郎(豊田合成)&長岡望悠(久光製薬)、チームYellowは清水邦広(パナソニック)&山口舞(岡山)、チームGreenは石島雄介(堺)&竹田沙希(トヨタ車体)。
大玉ころがしに玉入れ、大縄跳びやジャイアントバレーも
プログラムも豊富だ。トスリレー、大縄跳び、綱引き、サーブターゲットに選手たちが挑む。
さらにファン参加型競技として、サーブキャッチ、ジャイアントバレー、大玉ころがし、玉入れ、障害物競走がラインナップされている。
プレミアシート購入者80名はこの5種目で選手とともに勝利を目指すのだ。ただ見るだけではなく、参加する。これが『Vリーグ大運動会』が運動会ではなく、大運動会であるゆえんだ。