(左から)大森南朋、栗山千明、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、大友啓史監督

 映画『秘密 THE TOP SECRET』の初日舞台あいさつが6日、東京都内で行われ、出演者の生田斗真、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、織田梨沙、大森南朋、大友啓史監督が出席した。

 本作の原作は清水玲子氏の同名コミック。被害者の“脳に残った記憶”を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」を舞台に、捜査に当たる者たちの苦悩と衝撃の事実を描き出す。

 生田は、映画の公開初日がリオデジャネイロ五輪の開幕日と重なったことに触れ「開会式を見ずにこの映画を見に来てくださった皆さんは、もう猛者ですね。ありがとうございます」と笑顔であいさつ。「個人的にはカンボジア代表の猫ひろしさんを応援しています。映画『秘密』は猫ひろしを応援しています。『にゃー!』」との猫ポーズを決め、会場を盛り上げた。

 また、本作の内容にちなんだ「誰の脳内を見たいか?」という質問に生田は「僕としては芸術家やアーティストの方の脳内を見たいです。どういう思考回路で作品が生まれているのかすごく興味があります」とし、「僕は横尾忠則さんの絵が好きなんですが、どういう頭だったらあんな絵が描けるんだろうと不思議に思います」と回答した。

 続く岡田は、生田からの耳打ちを受け「あの、猫ひろしさんの『にゃー!』。これでお許しくださいませ」と笑いながら、こちらも猫ポーズを披露した。

 一方、松坂は「迷いますね。漫画家さんの頭の中はちょっと入ってみたい気はします。井上雄彦さんとか、許しが出ればちょっと見せていただきたいです」とコメント。

 栗山が「単純にイケメンの脳内映像を見てみたい。(ファンから)キャーキャー言われたりとか、同じような空間にいても(私とは)違うように見えるのではないかなと思うので体験してみたいです」と生田らに目線を送ると、大森も「生田斗真の脳みそが見たいですね。キャーキャー言われるのを実体験しながらお酒を飲んでみたいです」と同調した。

 会場では、ヒットを祈願として“秘密”ならぬ“蜜(メープルシロップ)”の樽で鏡開きを実施。最後に生田は「本当に魂を込めて誠心誠意、スタッフ・キャストが一丸となって作った作品です。この映画を見る前と見終わった後では、見える世界の景色が変わってしまう、それぐらいの衝撃作ですので覚悟してご覧になってください」とアピールした。