ーーハンドメイドを始めたきっかけを教えてください。

本田みずほ(以下みずほ):きっかけは、お友達が集まる女子会でプレゼント交換をしていたんです。お菓子や手作りのものだったり。そこで「キャンドルを貰ったら嬉しいかも」と思って教室に通い始めました。アロマも好きだったので。

作ったキャンドルをプレゼントしたらみんな喜んでくれて、そこから独学で追求していったんです。作ったものをツイッターにアップしたら、仕事仲間だった千秋ちゃんが気に入ってくれて「ハロー!サーカス」に誘ってくれたんです。


えりこ:私は元々母が洋裁をやる人だったんです。それでハンドメイドが身近にあったというか。自分でも何かを作るのが好きだったので、デザインの短大に進んだんです。
でもそこで自分で自由に物を作るのは好きだけど、企業に属して何かを作るのは向いてないなと気づいて就職せずにフリーターになりました。そこで仕事をしながらハンドメイドイベントやフリマに出てたりして。「趣味と仕事」の間という感じでした。

そんな中、ハンドメイド作品をネットにアップしていたら、千秋さんに「かわいい」と反応していただいて、そこから「ハロー!サーカス」にお声がけいただきました。

本田みずほさんのハンドメイドキャンドル「Em Zed Eych」


ーー「ハロー!サーカス」は主婦を応援するイベントで、おふたりも主婦と作家業を両立されているとのことですが、家族のみなさんは作家活動に対して協力的ですか?

みずほ:うちは子供はいなくて、旦那と猫2匹なんです。旦那は納品や搬入を手伝ってくれますし、猫も見守ってくれて協力的なんですよ(笑)。
家族の理解がないと作家活動は無理ですね。旦那は、私の作ってるもののことは「俺にはわからへんけどかわいいな」って言ってくれます(笑)。


えりこ:うちの子どもたちは刺繍のアイデアをくれたりしますね。「お母さん、サーカスなら玉乗りはどうかな?」みたいに(笑)。

えりこさんのビーズ刺繍「流流」


ーー「ハロー!サーカス」に参加するようになって、変わったなと思うことはありますか?

えりこ:参加以前もずっとハンドメイド作家として活動していましたが、仕事か趣味か曖昧な状態でした。
「ハロー!サーカス」に参加して、たくさんの人に見てもらえるようになったことで変化もありました。それまでは自分が作るものに対して、自分はかわいいと思ってるけど、「どうせ趣味でしょ」みたいに言われたりもして、自信がなかったんです。

「ハロー!サーカス」スタッフの方から「自信を持たなきゃダメだよ」とアドバイスをしてもらったことで、そこに気づくことができました。

えりこさんの「流流」。メキシカンなドクロモチーフがかわいい!


みずほ:それまでは趣味でやっていたけど、「ハロー!サーカス」に参加するようになってからは、ちゃんとしないといけないと思って彫刻や彫金の勉強も始めました。

「ハローサーカス」は長蛇の列が出来ることもありますし、それだけ待ってくださるお客様の方には喜んで欲しいので。そしたら舞台ではなくてキャンドルのお仕事が来るようになって……、もちろん、ありがたいことなんですけど(笑)。