シングルマザーといっても、大きく2つのタイプがあります。
1つは未婚のまま、母になることを選択する女性。もう1つは離婚して、子どもを育てる女性。
前者を「未婚の母」とし、後者を「離婚した母」とします。それぞれバックボーンが異なる両者ですが、子育てにおける苦労の違いはあるのでしょうか。
まずは「未婚の母」を選んだ方に話を聞いてみました。
1. 少し手伝ってほしいときに、頼れる人がいない
「料理をしたり、洗濯を干したりしているときに、『ちょっと抱っこしておいて〜!』とお願いしたいときに、助けてくれる人が最初から、そして常にいないことでしょうか。
とくに子どもが小さくて、目が離せないときには、大変でしたね。当時はてんてこまいすぎて、あまり記憶がありませんが(笑)」(28歳/自営業)
さらに詳しく聞いてみると、妊娠時から頼れる相手がいなかった、ということで「次第にすべての子育てをひとりで担うことに慣れてくる」とのこと。
苦労の大きさは計り知れませんが、大変な経験を積み重ねるうちに、苦労を苦労とも感じなくなってくるのかもしれません。
2.「パパがいない」理由を聞かれたときに、答えに窮する
「子どもが大きくなってくると『どうしてうちにはママしかいないの?』『どうしてパパがいないの?』と聞いてくるようになります。よその家族を見て不思議に思うんでしょうね。
そのときにどう説明するかは、非常に頭を悩ませましたが、正直に伝えるとともに、ママはあなたのことを大事に思っている、大好きであると強調し、『自分には何かが足りない』とは感じさせないようにしましたね」(36歳/PR)
子どもは純粋に「なぜ自分には父親がいないのか」と質問を投げてきます。
それに対しどう答えるか、どう噛み砕いて説明するかは、子どもの年齢や成長度合いを見て、考えることが必要です。