発表会に出席したYOSHIKI

 ワインブランド「Y by Yoshiki」プレミアム新作ワイン発表会が2日、東京都内で行われ、プロデュースを手がけたX JAPANのYOSHIKI、ナパ・ヴァレーのワイン造り手一族の4代目で醸造家のロブ・モンダヴィJr.氏が出席した。

 ブランド誕生の2008年以来、より上質なワインを造りたいと思っていたYOSHIKIがロブ氏とともに試飲を重ねながら完成させた。2011年カベルネ・ソーヴィニヨン、2012年シャルドネの2種類が5日から発売される。

 ロブ氏と100以上のサンプルワインをテイスティングし、ブレンドなどを決めたというYOSHIKIは「モンダヴィ家とコラボレーションできることは本当にうれしい。ワイン業界ではレジェンドのような方だし素晴らしい方」とコラボレーションの喜びを語った。

 「ワインは相当好きで、高級ワインと言われるものはほとんど飲ませてもらっています。音楽もそうですが、いいものを聞いていないといいものができないという感覚」と持論を展開し、「本業は音楽ですが、趣味でやっているとは思われないぐらいの時間を費やしました。友達にはワインの方が仕事なんだよねと言われます」と語り、苦笑いを浮かべた。

 完成したプレミアムワインは「とても自信作。『オーパス・ワン』とまではいかなくても、いつか打倒できるんじゃないかと考えながら造りました。人によっては僕のワインの方がおいしいという方もいるのでは」と自信をのぞかせた。

 一方、ファン待望の新作アルバムについては「20年かかっていますからね。ワインを出す前にアルバムを出せっていう」と自ら切り出し、「なんで自分で突っ込んだんだろう。ワインは出ると決まっていたから…」と笑いを誘った。また「アルバムは99パーセント終わっています。ロマネ・コンティ級だと思う」と高級ワインに例え、「アルバムが出るのは時間の問題。その間にワインでも飲んで楽しんでもらえれば」とアピールした。