試写会見に登場した岡本信彦(左)と河西健吾
アニメ「3月のライオン」試写会見が23日、東京都内で行われ、声優の河西健吾、岡本信彦ほかが登場した。
このアニメは、幼いころに事故で家族を失い、15歳で将棋のプロとなった高校生の桐山零が、同じく母親を亡くした川本家の三姉妹と出会うことで、失った何かを取り戻していく再生の物語。
主人公・桐山零の声優を務める河西は、試写を見た感想について「冒頭の9分半くらいはしゃべらないまま進んでいくので、正直アフレコをしながら、どうなのかなと考えてたんですけど、すばらしい曲がバックで流れていて、本当に飽きさせない演出をしていて、すばらしいものができたなと思いました」と自信をのぞかせた。
桐山零の魅力について聞かれると、「零君は人付き合いがすごく苦手で心を閉ざしている中で、三姉妹と出会ってどんどん人間味を帯びていくので、そこがどういうふうにひも解かれて、彼がもともと持っていた人間らしさみたいなものが見えていくのかというのが魅力的なところだと思います」と答えた。
桐山零の“心友”でありライバルの棋士・二海堂晴信の声優を担当する岡本は、「僕はもともと将棋が好きなので、将棋を題材にしてるからこそ、(声優として)本当に出たかったんです。声優界の現場で将棋をはやらせたいんですけど、なかなかはやっていなくて、何か(業界用語の)アクセントとか、僕が知ってる情報で言えること(アドバイスできること)があればいいなと思っています」と“将棋愛”を披露した。
放送は、NHK総合で10月8日午後11時から(全22回)。
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