某フェス参加時に食べたスイカ(セルフ撮影)

いよいよ夏フェスの季節が近づいてきました。そろそろ計画を立て始めている人も多いのでは?

さて、友だちのドタキャンなどさまざまな事情によって、どうしてもひとりで夏フェスに行かなければならなくなった時、あなたはどうしますか? フェス文化がすっかり定着した現在、ひとりでのフェス参加は決して珍しいものではありません。むしろ「人に気を使わずに自由に楽しめる」「ひとりのほうがフットワーク軽く参加できる」などの理由から、積極的にひとり参加する人も多いです。ただ未経験の人の中には、

「ひとりで行っても寂しいだけで、楽しくなさそう……」


そんなふうに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。<ひとり夏フェス>の唯一にして最大の敵は「寂しさ」。いかに寂しさを紛らすかが重要なポイントになってきます。

今回は特に「ひとり夏フェス初心者」に向けて、ぴあ音楽担当そしてひとり夏フェス歴10年の自分が、寂しさを回避するための6つの方法を提案してみます。どれも人としてかなり最低限のラインですが、なにかの参考になれば幸いです。


ひとりの心強い味方、それがテメタボウ

1・とりあえずタイムテーブルを見ておく

屋台の列に並んでいるとき、ライブが始まるのを待っているとき、ステージ間を移動するとき……ひとりが寂しくなるこんなシチュエーションに遭遇したら、とりあえずタイムテーブルを見ておきましょう。

これにより「いろんなライブを見るのに集中してる音楽好きな人」的な空気をかもし出し、「ひとりで来てる寂しい人」という印象を薄めることができます。

「つーか自分のことなど基本誰も見ていないのだ」という真理に辿り着ければ、むやみにタイムテーブルを見なくても平気なようになりますが、それには鍛錬が必要でしょう。


2・屋台の店員さんとは積極的に会話すべし

「もしかしたら会場で友だちができたり、新たな恋が生まれたりして……?」などと夢のような高望みをして、むやみやたらに他人に話しかけても空回って失敗するだけ(これは自分の対人スキルが低いせいかもしれませんが……)。というか、そもそもひとりで夏フェスに行って、その場で友だちとか作れちゃうような立派な人たちには、この記事は必要ないでしょう。

となると会場で言葉を交わせるほぼ唯一の人間は、屋台の店員さんです。向こうもフェス客相手ということで基本、開放的なノリの人が多いので、ここは恥ずかしがらず積極的にコミュニケーションを計っていきましょう。

たたでさえ長丁場の中、1日中誰とも話さないのは精神衛生上よくありません。誰でもいいから少しでも会話をする機会を作ることは、過酷な夏フェスを乗り切るテンションを保つうえでも、意外に重要だったりします。


某フェスのフードコート。人人人!

3・食事は「食べ歩き」が基本

いわゆるフードコート的なエリアは、フェス友どうしでワイワイやってるリア充集団の楽園。<ひとり夏フェス>の基本は食べ歩きスタイルです。

食べ歩きスタイルだと、栄養補給しながらいろんなステージを見て回れて、時間を無題にしないというメリットもあるし(ステージ前でカレー食ったりするのは当然マナー違反ですよ)、食べ終わったころに別の屋台にたどり着いてハシゴしてしまったりと、意外に楽しいものです。

ゆっくり座って休みたいときはステージ最後方もしくは脇のこじんまり空いたスペースにしゃがみこんで、タイムテーブルでも熟読しておきましょう。