2019年12月1日・早明戦より (C)スエイシナオヨシ

23季ぶりの早明決勝戦である。第33大会以来となる決勝での組み合わせが令和初、そして新しい国立競技場での初めての『全国大学ラグビーフットボール選手権大会』で実現するのだから、やはりこの2校は持っている。

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12月1日の対決では明治が完勝した。25年ぶりの『関東大学対抗戦A』全勝対決となった早明戦は、後半に明治大が地力を発揮したのだった。前半こそ明治10-7早稲田と接戦だったが、後半2分にHO武井日向主将が相手ディフェンスを吹っ飛ばしトライをもぎ取ると、6分後にモールを押し込み、立て続けにトライを奪い勝負あり。36-7で4年ぶりに『対抗戦』を制したにもかかわらず、武井主将は「スクラムでプレッシャーをかけられ、ペナルティを1本してしまった。そういう部分はこれから改善していかなくてはいけない。1個のミスが『大学選手権』ではキーになってくる。隙を与えない。その部分を追求していければ」と課題を口にした。まさに王者・明治に死角なしと印象付けた。

だが、その後、『大学選手権』に突入すると、両軍の状況はにわかに変化してきた。12月21日・準々決勝でBKの主軸3人を欠いた明治大は『関西大学A』3位・関西学院大の粘り強い守備の前に苦戦しながらも22-14で勝利すると、1月2日・準決勝では『関東大学リーグ1部』1位・東海大を相手に後半22分にシンビンで数的不利となるもここから驚異的なディフェンスを見せて29-10。一方の早稲田大は準々決勝では『関東大学リーグ1部』2位・日本大を57-14で一蹴すると、『関西大学A』1位・天理大との準決勝でもトライラッシュを見せて52-14の大勝劇。2か月間戦線離脱していたCTB中野将伍が帰ってきたのも朗報だ。

『対抗戦A』優勝後、苦しみながら『大学選手権』を勝ち上がって来た明治と、ライバルに完敗後、『大学選手権』で一戦一戦凄みを増して来た早稲田。『大学選手権』優勝回数は早稲田が15回で最多なら、明治は13回で続く。決勝での対戦成績では明治が7勝4敗と立場は逆転する。果たして、明治大の連覇か、早稲田大の11季ぶり優勝か。決勝へ向けて、明治・武井主将が「どのチームが来ても明治大学のラグビーをするだけ。自分たちが積み上げてきたことを信じて、この後しっかり成長して早稲田大学戦に臨みたい」と言い切れば、早稲田大・齋藤直人主将も「目標はあくまで日本一なので、気を抜くことなく楽しみながら最高の準備をしたい」とキッパリ。『第56回 大学選手権』決勝は1月11日(土)・国立競技場にてキックオフ。チケットは残り車椅子エリアのみ。試合の模様はNHK総合にて生中継。

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