結婚前から始められる!イケダン育成術

このイケダン育成術は、結婚前から始められるのでしょうか? 杉浦さんに聞いてみました。

杉浦莉起さん(以下、杉浦)「イケダン育成は、結婚前から始められます。むしろ、そのほうが結婚生活もスムーズにスタートできるかと思います」

イケダン育成は、始めるのが早ければ早いほど良いようですね。杉浦さんは、20代女性に向け、次のことをアドバイスします。

杉浦「20代女性は、まだご自身の30代、40代、50代に訪れるだろう変化、例えば妊娠出産や人間関係、親との関係などのプライベート、そしてキャリア設計、例えば女性ホルモンの変化によるゆらぎや不調などの健康への意識を持てなかったり、想像がむずかしかったりすることがあるかと思います。

まずは自身でそこを想像してみることから始めてみてください。

その上で、どのような結婚生活や家庭が自分にとってハッピーなのか、それを実現するために、夫とどのような協力体制が必要かを考えてみましょう。

そして、それをお付き合いの時点から、意識して行うことです。

つまり、協力してほしいことを素直にお願いする。それを相手がやってくれたら、思いっきり感謝&ほめる。

それを続けることで、結婚後も自然にそれをやってくれたり、お互いに協力し合ったりする関係性が高まります」

とはいえ、まだ付き合っている段階では、相手と結婚すべきか、先に見極めるべきですよね。杉浦さんに、結婚相手としてふさわしくない相手を聞いてみると……。

杉浦「相手をリスペクトしない人。相手を大切に思い、幸せにしたいと思わない人。そういう人と結婚しても幸せじゃないですよね。イケダン育成以前に、結婚相手としての見極めも大切です」

イケダンに育てるために結婚前に意識しておきたい3つのこと

結婚後、付き合っている相手を素敵なイケダンに育成するためにも、結婚前にしておいたほうがいいことを杉浦さんに伺いました。

杉浦「イケダン育成に成功しているのは“心温かく賢い女性”です。

『私を幸せにして』『あなたはこうして』という相手への依存や他人まかせはありません。自分が『こういう結婚生活を送りたい』という結婚生活や人生のビジョンをしっかり持っています。

そして、相手のことをとても大切に思っています。計算高かったり、『こうやらせよう』というコントロール、支配したりするのでもないのです。

相手がハッピーにお仕事をしたり、プライベートを充実したり、一緒にいて幸せな時間を過ごすことを期待する人。それを一緒に実現しようとする人。つまり、自分も相手もハッピーであることを、常に考えられる人こそ、イケダン育成が成功します」

このことを踏まえて、杉浦さんは、結婚前から、次の3点を意識してほしいと話します。

1.結婚前から、幸せな結婚生活を『一緒に』実現することを、想像して過ごすこと。

2.相手を心から尊敬し、愛すること。

3.相手の自信を高めるために、相手に『自分も妻も幸せにするぞ!』と思ってもらうために、褒めて、おだててを継続すること。

パートナーがいて、結婚が決まっている、もしくは結婚を想定しているのなら、ぜひ意識したいですね。

結婚後に苦労しないだけでなく、また日々のお付き合いもより充実したものにすることができそうです。

【取材協力】杉浦 莉起(すぎうら りた)さん
(株)DELICE代表
女性の幸せな活躍の応援をミッションに、講演や研修でワークやライフで使える知恵やスキルを提供するほか、女性ホルモンケアブランドThe LADY.を展開し、女性が美しく逞しく輝くための健康美を支える。

ライター。美容、健康、グルメなど、今ドキ女性が気になる情報をお届けしています。素朴な疑問を調査したり、専門家に聞いたりして、分かりやすく読者に伝えるのがモットー。