映画『ラストレター』の初日舞台あいさつが17日、東京都内で行われ、出演者の松たか子、広瀬すず、森七菜、福山雅治と岩井俊二監督が登壇した。
本作は、手紙の行き違いをきっかけに始まった二つの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描く。
映画のタイトルに掛け「今年で最後にしたいもの」を尋ねられたキャストたち。森は「私は『ラスト・最後』にしたい。いつも『これが最後』と思いながら、パクパクお菓子を食べちゃうので」と答えた。
続いて広瀬は「『病院に行かない』というのをラストにしたい。普段熱を出しても、どこか痛めても、病院には行かないんです」と告白。
福山が「おばあちゃんみたい。おばあちゃんって、『寝たら治る』とか言って、病院行かないもんね」と突っ込むと、広瀬は「そういう感じ。薬を頂いても、飲むのを忘れちゃう。それでも治るから、行かなくていいじゃん、という思考があったけど、最近『ちゃんと行った方がいいよ』と言われたので」と語った。
福山は「今年こそは『ラスト・トイレで寝ないようにしたい』」と答え、「どういうことかというと、僕も『これを最後の一杯にしよう』と思っているうちに、結構(酒を)飲んじゃう。いよいよ最後、トイレに行ってから寝ようと思ったら、トイレで寝ている場合があるんです」と明かした。
すかさず広瀬が「私がおばあちゃんじゃなくて、福山さんがおじいちゃん…」と指摘すると、観客は大爆笑。福山は「おっしゃるとおり!」と、これを認めながら、「トイレで寝てトイレのフタが外れちゃったことも」とさらなる失敗談を披露した。
松が「全国の福山ファンがこれを聞いて大丈夫なんですか?」と心配するも、福山は「そういうところも含めて(僕を)これからもよろしくお願いします。人生100年時代ですから」と呼び掛けて会場を沸かせた。