渡辺麻友(AKB48)写真集『知らないうちに』刊行記念握手会が28日、東京都内で行われ、渡辺が囲み取材に応じた。
渡辺は、5年ぶりの写真集の内容について「前回は17歳の時に撮影をしていただいて、今回は22歳です。皆さまが持っている私のイメージは10代のアイドルらしくあろうとしていた私です。そのイメージをいい意味で壊せた、等身大の写真集になったんじゃないかと思います」とにこやかに語った。
「写真集の内容が過激ではないか」という質問には「過激? 過激ですかね…」と驚きを見せつつも「でも確かに初めてのランジェリー姿やお風呂での撮影などもあって私にとってはたくさんの初めてが詰め込まれた写真集です」と答えた。
渡辺は撮影の難しさを振り返り「無意識ではあるのですが、100パーセントアイドルでいようという気持ちがあって、なかなか素を出すことが難しかったんです。だけど、この撮影のおかげで自分らしい姿を見せられましたし、作品の中には知らないうちに撮られたものも多くて、動きの中の一瞬をきれいに切り取っていただいたという感じです」と語った。
撮影中のエピソードを聞かれると「プールでの撮影があったのですが、私は水が苦手で顔がぬれるのも泳ぐのも全然駄目なんです。そこで浮き輪の上に乗って撮影することになったのですが、ゆっくり傾き始めてしまって、『あぁ、私ここで死ぬんだなぁ』と今までの思い出が走馬灯のように巡って見事に溺れました。自分の中では2メートルぐらいの深さのプールで10分ぐらい溺れたと思っているんですけど…」と明かした。
ところがスタッフから「1メートルぐらいの深さで時間は5秒ぐらい」と事実を突き付けられた渡辺が「えっ、うそでしょ!? 2メートルぐらいありましたよ」と混乱した様子を見せると、会場は笑いに包まれた。
正統派アイドルでいることの重荷についての質問には「重荷ではないんです。ただ、本来の私も知って愛してほしいなぁという気持ちが出てきました」と答え、「ランジェリー姿やほろ酔い姿など皆さんが知らないうちに成長した私を見てください」と写真集のPRで締めくくった。