初主役でドキドキとワクワクが止まらず2kg痩せた
声優として初主役となる橋爪さん。
エレナのように、行動力と周りの人の温かさで、大役を見事にこなしています。
インタビューをしながら、一つ一つの質問にとても丁寧に答えてくれ、橋爪さんが本当に良い方だなと伝わってきました。
その優しさは声を通じてエレナを親しみやすいプリンセスにしてくれています。
――作品のオファーが来た時の印象は
本当に頭が真っ白になりました。最初にお話をいただいたときは「ありがとうございます。嬉しいです。」と言葉では言っているんですけれど、思考は停止している状態といいますか、すごいことだということはわかっていながら、気持ちはパニック状態という感じで。
はじめはディズニー作品の主役をいただいていますというお話で、その部分だけでも「うわぁ」ってなっていたんですけれど、ドキドキとワクワクが止まらなくて。
ふたを開けてみたらプリンセスですということで、胸がいっぱいになって、初収録の1週間前は2kg痩せました(笑)。
――プレッシャーは感じましたか
プレッシャーは直前になればなるほど強くなっていって、最初は手放しで喜んでいたんですけれど、ちょっと待ってこれは大変だぞとなって、収録初日の2日前からは6時間ずつ個人練習して、当日の朝も2時間声出ししてからスタジオに向かいました。
あまりに緊張しすぎて、主役というのをいただくのもはじめてだったので、どこに座っていいかなってなって、とりあえずエレナはずっと出ているらしいということで、4本あるマイクの端っこをずっと使わせていただいたら残り3本をほかの方が使いやすいかな、と思って端っこに座ろうとしたら、キャストの方々が「姫は真ん中へどうぞ」という感じで冗談交じりにほぐしてくださって。皆さんの温かさに救われました。
――歌も登場します
プリンセスで歌が歌えたらいいなとは漠然と思ってはいたのですが、まさか叶うわけがないと思っていたので、それはそれは夢のようでした。
エレナは大人も親しめる綺麗で憧れのお姉さん
エレナは「ちいさなプリンセス ソフィア」と同じ世界が舞台。
魔法使いがいたり、空飛ぶ生き物がでてきたり、魔法がいっぱいです。
――魔法がある世界で演じてみてどうですか
実際にありそうで、でもやっぱりファンタジーなんですよね。魔法使いがいたりとか、動物が喋ったりとか、そういうところはディズニーらしさ全開で、小さい子でも楽しめるし、今回エレナは綺麗な憧れるお姉さんというキャラクターなので、大人の方にも親しんでいただけるのではないかなと思います。
お姫様って気品があっておしとやかで、というイメージにとらわれてはいけなくて、エレナに対してはエレナとして演じようという気持ちで演じています。
――今後の見どころは
アバロー王国の街に出かけるだけでなく、お城の中で完結するお話もありますし、ほかの国で外交をしたりとか、外国の方をお招きしたりとか、どんどん毎回新しいキャラクターが登場します。