映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のスペシャル・ファン・ナイトが22日、東京都内で行われ、出演者のエディ・レッドメイン、アリソン・スドル、ダン・フォグラーとデイビッド・イェーツ監督、デイビッド・ヘイマンプロデューサーが出席した。
『ハリー・ポッター』の新シリーズとして原作者のJ.K.ローリング氏が脚本を手掛けた本作は、ハリー・ポッターたちと同じ魔法魔術学校ホグワーツで学んだ魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(レッドメイン)が不思議なトランクを片手に旅する大冒険の様子を描く。
集まった約400人の中には『ハリー・ポッター』シリーズや本作のキャラクターに成り切った衣装でアピールするファンも多く、レッドメインは「見渡すとハッフルパフもグリフィンドールもいてすごくうれしい。世界でも日本のハリー・ポッターファンは有名。ぜひ『ファンタスティック・ビースト』もファンになってほしい」とあいさつした。
ファンから「お子さんに掛けたい魔法は?」と聞かれると、今年6月に誕生したばかりの第1子の女児について「知恵とか、守りたいという魔法をアイリスに掛けたい」と親心をのぞかせた一方、「現実的には今、夜泣きに悩まされているから一晩だけでもぐっすり寝てほしい」と本音を語って笑わせた。
スドルは「昔から日本が大好きで、今回来てもっともっと大好きになりました。できるなら日本の皆さんを連れて帰りたいぐらい」と日本愛を語り、もし無限に広がるトランクがあったら「トランクに入って行き先が日本だったら最高。桜を見たり富士山にも行きたいし、お茶をやってみたり、新幹線に乗って田舎の景色も見てみたい。日本語もしゃべれるようになりたいし、とにかく日本のことが大好き」と笑顔を振りまいた。
フォグラーも「日本は大好きで楽しい時間を過ごしています」と語るとともに、福島県などで震度5弱を観測したこの日の朝の地震について触れ、「大騒ぎして走り回って廊下に出たらみんな穏やかにしていて冷静だったので、大丈夫なんだと思いました。地震があっても僕は日本に残りたい」と語った。
映画は11月23日から全国ロードショー。