2:“見張り”がバレた
34歳の女性は、もともと女遊びが激しいと噂のあった男性を好きになり、猛アピールの末に付き合うことになりました。
ですが、いざ恋人になっても「何をしているのかわからない時間」が多く、友人や知人から「車の助手席に女性が乗っているのを見たよ」などと言われると頭に血がのぼるときもあったそうです。
もちろん、彼氏に正面から「浮気しているの?」と訊けるはずがなく、思い悩んだ女性は連絡のつかない日に彼の部屋まで行き、帰宅するのを見張ることを始めました。
自分だとわからないように家族の使っているスクーターを借り、メガネなどで変装もしていたそうですが、彼がひとりで帰宅するのを見届けては戻るような日々にストレスを溜めていました。
女性の最大の失敗は、見張りだけに留まらず彼氏のポストまで覗いてしまったこと。
男性宛てだったセールのはがきを持ち帰ってしまい、それを彼女の部屋で見つけた彼氏が「どうしてここにあるの?」と詰め寄ったことで“見張り”がばれ、
「こんな、ストーカーのようなことをする人とは付き合えない」
と一方的に関係を切られてしまいました。
ストレスから思い詰めてしまう女性の気持ちはわかるのですが、他人の郵便物を盗むのは絶対にしてはいけないこと。
信用を失う行動は、女性自身を苦しめるだけでなく周りからの評価も一気に下がるもの、と心得ましょう。
見張りで彼氏の行動を監視するのではなく、恋人ならまず「連絡のつかない時間があって不安になる」と正直に打ち明けるのが、対等なお付き合いといえます。
3:笑顔が作れなくなった
最後に、相手に「浮気が気づかれた」とバレてしまう原因では、「笑顔が作れなくなった」というのが一番多いような気がします。
彼女が機嫌を悪くするようなケンカもしていないし、元気がないことに心当たりもない。そして自分に冷たい態度を取る。
その理由を考えたとき、後ろめたいことをしているのならやはりそれが原因かも、と思いつきます。
ですが、彼氏にとっては自分から浮気を告白するわけにもいかず、そのまま放置していて彼女のほうから言い出すのを待つ、もしくは別の理由を作って自分から別れを切り出すなど、最後はネガティブな行動に走ることがほとんどです。
浮気の証拠を集めたいと思っても、そんな自分を見て彼氏が警戒すれば、当然見つかるようなリスクは避けて以前より慎重に動こうとするので、とにかく「いつも通り」で過ごすのが浮気の証拠集めでは大前提。
気づいていないフリをするのは精神的につらいですが、きちんと彼氏に向き合ってほしい、言い逃れせずに本当のことを話してほしいと思うときは、冷静におかしなことを拾い上げていく胆力も重要になります。
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やみくもに彼氏を責める材料にするためだけでは、まず自分の心が歪んでいきます。
それを忘れず、「何のために浮気の証拠を集めるのか」を、しっかり考えたいですね。