3:「交際の主導権は自分」という油断
また、浮気がバレて彼女から別れ話を切り出された男性たちは「振られるとは思わなかった」と言いますが、それは「交際の主導権は自分が握っている」という別の勘違いがあるからです。
彼女は俺のことが好きだし、浮気がバレても謝れば許してくれるだろう。こう信じるのは「許してもらうのが当然」と思い込んでいるからで、彼女が実際にどう感じてどんな選択をするかは考えていないことになります。
普段から自分に向けられる愛情を知っているからこそ生まれる勘違いですが、男性が見落としているのは、「だからこそ女性は別れを選ぶ」という現実です。
好きな人に裏切られることは大きなショックであり、それまでの愛情も信頼もすべて消えます。謝られても、「今まで落ち着いていると思っていたのは何だったのだろう」と何もかも信じられなくなるのが女性の実感であり、許せるはずがないのです。
安定したお付き合いで穏やかに彼氏を愛していた女性にとって、こんな裏切りこそ関係を終わらせる原因。
それに気が付かないのが、男性の最大の油断だといえます。
4:「安定したお付き合い」から浮気されないために
ですが、「落ち着いた交際で浮気されるのなら、誰とも付き合えない」と思いますよね。
安定したお付き合いで彼氏が浮気したくなるのを防ぐには、何より「ふたりの関係に満足している状態」を続けることが大切です。
浮気防止には刺激が大事、という人もいますが、心を大きく動かす感情の波ばかりでは疲れてしまいます。
それよりも、普段の交際の中でまめに連絡を取り合ったり、デートのマンネリ化を防ぐためにたまには旅行を考えたり、お互いへの関心を失わない工夫を考えましょう。
デートで外食ばかりなら部屋に呼んで手料理を振る舞う、彼氏の趣味について自分ももっと関わってみるなど、ふたりのつながりがより結びつくような日常を意識することが、男性の愛情をそらさないやり方です。
尽くせばいいのではなく、「彼氏と一緒に楽しい時間を共有する」ことが一番の目的。自分との交際に心から幸せを感じている彼女の姿を見れば、男性は「もっと愛したい」「もっと幸せな気持ちにしたい」と自然に思います。
安定したお付き合いが一番良いのは当たり前です。
その中で彼氏の油断を誘わないためには、「信頼を裏切ることは交際そのものが終わること」をしっかり意識してもらうことが重要といえます。
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安易に浮気に走ってしまう男性に見えるのは、彼女への「間違った信頼」です。
浮気しても許してくれるはず、なんて油断が通るはずがなく、そう思わせないためには「今の関係を壊したくない」と彼氏に思わせるのが最善。
それは、過度の束縛や刺激などつながりを危うくするやり方ではなく、何よりもふたりが居心地のいい関係を実感できること、愛情をまっすぐ向けあえる喜びを感じてもらえるような言葉や態度を忘れないことが肝心です。
お付き合いに幸せを感じている自分を知ってもらうことを心がけ、また彼氏にもそう思ってもらえるような関わり方を考えていきたいですね。