恋が終わる経験をしてきた女性なら、「次の恋愛では、この人を手離したくないと思われたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。

手離したくない=この人しかいない、というように、男性にとって替えの効かない存在になること。それはつまり、彼の大本命になるということ。

では、どんな女性が、男性から手離したくないと思われ、一途に愛されるのでしょうか。彼女たちはどんな要素を持っているのでしょうか。

今回、「手離したくない、と思われる女性が持つ共通点」について、これまで多くの男女から話を聞いてきた筆者がまとめてみました。

1: 賢さがある

「ちょっとバカなほうが(女性は)かわいい」というのは幻想です。

本当にバカだと、そもそもコミュニケーションが円滑にいかず、まともに付き合うどころではありません。

必要なとき、あえてバカになれる、バカをやれる人は、本当に賢い人。根が賢くなければ、相手の気持ちを想像することができず、それに伴う行動もできないでしょう。

2015年の大相撲初場所で、史上最多(当時)33度目の優勝を決めた横綱白鵬関は、千秋楽の表彰式でこんな言葉を残しました。「強い男の裏には賢い女性がいる」。これは白鵬関を支える妻・紗代子さんをねぎらったもの。

大事にされる女性は賢いのです。

賢さ、スマートさとは、学歴とか社歴とかそういったものだけではなく、地頭の良さ、頭の回転の速さを指します。

2: 愛が深い

一途に愛される女性は、同時に一途な愛を持っています。「この人!」と思う相手ができたら、心から愛します。だからこそ、相手も愛を返そうとするわけです。

その愛は、相手を束縛したり、自分勝手なふるまいをしたり、というものではありません。「この人を大切にしたい」という、シンプルな愛情そのもの。

「これだけ愛しているのだから……」というような、相手に対してなんらかの見返りを求める愛でもありません。「愛されたい」気持ちが過度に強いわけでもありません。

「自分が愛したいから愛す」という、計算のない素直な愛情を持てる女性に出会うと、男性は手離しません。「裏切る」なんて発想も生まれないといえます。

3: 美しい

ここでいう「美しい」は、顔立ちが整っているとか、スタイルがとても良いとか、そういうニュアンスの「美しい」ではありません。

もちろん見た目が美しいに越したことはありませんが、美しさとはもう少し深いもの。見た目ににじみ出る美しさ、というものがあります。

それは経験してきたこと、考えてきたこと、向き合ってきたこと、吸収してきた知識etc.、その人を構成するものから生まれる美しさです。

若い人のフレッシュでわかりやすい美しさがある一方で、年齢を重ねても美しさを感じさせる人はいます。

その美しさは人を惹きつける、強い魅力のひとつです。

日々を全力で生きて、自分なりに考え、人生をより良く楽しいものにする――そんな努力をし続ける人は、自然と美しい佇まいになっているもの。