主人公の前畑滋子を演じた仲間由紀恵
日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 楽園」の完成披露試写会が6日、東京都内で行われ、出演者の仲間由紀恵、黒木瞳、夏帆、権野元監督が登壇した。
本作は、宮部みゆき氏の代表作『模倣犯』の事件から9年後を描く。ライターの前畑滋子(仲間)が、再びある殺人事件の真相に迫っていくという、謎が謎を呼ぶ展開の中、単なるミステリーの要素だけでなく、家族に向き合う“心”の物語が描かれる。
仲間演じる滋子は「模倣犯事件」でのトラウマを抱えながらも、新たな難事件に立ち向かう勇敢な心を持った女性。「明けましておめでとうございます!」と元気にあいさつした仲間は、WOWOWドラマに初出演の上、宮部作品の中でも人気の高い主人公を演じるとあり、「(撮影には)ダブルの緊張で臨みました」と明かした。
「いろんな事件の真相が見えてくる中で、戸惑ったりすることが多くて、表現のさじ加減が難しかったです」と演じる上での苦労もあったようだが、「監督と話し合いながら、一つ一つ丁寧に作ることができたと思っております」と語った。
一方、原作のファンだという黒木は、正義感の強い高橋弁護士を熱演。原作では男性だった役どころだが「キャラクターが“肉食系女子”。言葉(の意味)が違いますが、今回は本当の“肉好きの女”として脚色されていた。仕事はすごくクールにこなすのにガッツリ食べるというふうに書かれていたので、“入り”がとてもスムーズでした」と語った。
また黒木は、夏帆とは親子役で共演したことがあるほか、仲間とは「昔、私の息子の嫁としてドラマをご一緒したことがあります」と明かし、「皆さん、顔なじみの心を許せる共演者の方々でしたので、スッと役に入ることができました」と振り返った。
ドラマはWOWOWで8日午後10時から毎週日曜日に放送。
関連記事
-
【週末映画コラム】気持ちのいい人情喜劇『あまろっく』/山田太一の小説をイギリス人監督が映画化『異人たち』
-
「自由に映像を撮れることを楽しんでいる作品だと思います」 山本奈衣瑠『走れない人の走り方』【インタビュー】
-
若手注目俳優の佐藤瑠雅&坂井翔、「どこにでもいる男の子たちの何気ない生活を描いた」“じれキュン”ラブストーリー「彼のいる生活」【インタビュー】
-
「Destiny」“奏”石原さとみと“真樹”亀梨和也の12年ぶりの再会に感動 「運命を感じる」「真樹の『泣くなよ』がよかった」
-
「お迎え渋谷くん」“渋谷大海”京本大我の雨の中のキスに反響多数 「横顔が美し過ぎる」「キュンを超えて面白い」
-
ドラマ「からかい上手の高木さん」月島琉衣&黒川想矢が撮影秘話を語る 映画版主演の永野芽郁&高橋文哉に対面し「うれしい」と感激
-
「トーマスの世界に、SDGsやリサイクルという概念が出てきた驚きがある」ディーン・フジオカ、やす子『映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』【インタビュー】
-
「トーマスの世界に、SDGsやリサイクルという概念が出てきた驚きがある」ディーン・フジオカ、やす子『映画 きかんしゃトーマス 大冒険!ルックアウトマウンテンとひみつのトンネル』【インタビュー】