しっとり曲からダンスサウンド、そしてディスコティックに

さて、またライブパートに入ります。コタツからアイドルさんが出てきてステージでライブするスタイル、何度見ても新鮮ですね。MeguさんのMCで、Negiccoが新潟出身であること、日本海の良さをアピールしてからの『サンシャイン日本海』。このゆったり、しっとりとした質感の楽曲、Negiccoならでは!

さらにしっとりした楽曲、『ライフ・イズ・キャンディ・トラベル』に続きます。出だしの歌詞を「エビとネギが合わさり♪」と変えていたのは憎かったですね。伸びやかな歌声のNao☆さん、その歌姫ぶりにはほれぼれするばかり。

歌い上げるNegiccoの後ろで、ワチャワチャしてるエビ中ちゃんがかわいい!たまにミカンを食べたりするのも最高です(笑)。

続いては、雰囲気を一転してダンサブルな四つ打ちサウンドの『恋のシャナナナ』へ。KaedeさんとMeguさんは、ステージ脇の書初めゾーンまで出てきて、お客さんと一緒に大盛り上がりです。Negiccoファンの方はもちろん、エビ中ファンの方もかなり楽しめたのではないでしょうか。

踊りまくるNegiccoに見とれていると、エビ中がコタツからスタンバイ!メンバーがステージ後ろからやってくる姿が見えるので「来た来た!」という感があります。

次の『売れたいエモーション』はレイヴサウンドで盛り上げます。曲中のウェーブも楽しい!さらに続けては『Lon de Don』。こちらもBPM早めで、まるでDJプレイを聴いているような楽曲の構成ですね。爆音のラッシュ&ラッシュ!

さらに続いては、『中人DANCE MUSIC』の正統派ディスコサウンドが大宮ソニックシティに響きます。こんなしっとりした大人なサウンドの楽曲で来るとは…。これまでテンポ早めの楽曲が続いたので、なんだか不意打ちを食らったような気分です。

『中人DANCE MUSIC』は、作詞と編曲がシライシ紗トリさん、作曲が米米CLUBの石井竜也さん。豪華な作家陣ですね。シライシさんはユニット「LOVERS SOUL」としての活動や、AKB48やEテレ番組に提供した曲も個人的にも大好きな方です。

ツーマンならではのシャッフルユニットに、両グループの魅力いっぱい

エビ中のライブが終わると、Negiccoが「帰っておいで~」とコタツから呼びかけます。エビ中も「ねぇさ~ん」と言いながらコタツへ。なんでしょうこの微笑ましいお茶の間感。冒頭に流れた映像の続きを見ているような…。

お次はメンバー入れ替えのシャッフルコーナー!Negicco楽曲は、『アイドルばかり聴かないで』NegiccoからはNao☆さん、エビ中からは柏木ひなたさん、中山莉子さん、廣田あいかさん、真山りかさん、安本彩花さんの合計6人が登場です。

かなりエビ中濃度の高いユニットで、アイドルシーンをメタに歌うこの曲をパフォーマンスするのはなんだか新鮮。10代のアイドルがこの曲を歌うと、ちょっとテイストが違うんですよね(笑)。ラストはやっぱり「じゃあエビネギにしてね♪」で締めました。シャッフルユニットらしいお祭り感のあるパフォーマンスでしたね。

一方のエビ中楽曲は『フユコイ』。NegiccoからはMeguさん、Kaedeさん。そしてエビ中からは小林歌穂さん、星名美怜さん、松野莉奈さんの合計5人。この後のMCでも言われていたように、新しいユニットを見るような統一感があります。Meguさんは魂を乗せたような歌声でした。うむむ、この5人でもっといろいろな曲を見てみたい…。

シャッフル後はNegiccoのライブに。エビ中とNegiccoがはじめてNHKの歌番組「MJ」で出会った思い出の曲、『光のシュプール』!Negicco冬の定番ですね。何度聴いても心が温まる名曲です。

さらにつづけて披露されたのは、『土曜の夜は』。ここでこの曲を持ってくるとは!レパートリーの中でも、特に緩急の付いたアダルトな雰囲気の楽曲です。これはNegiccoの強みが活かされた選曲だったと思います。

もちろんエビ中も負けてはいません。このパートは歌唱力を存分に生かした、聴かせる楽曲で勝負してきます。まずは『アンコールの恋』。歌詞にもメロディにも、胸に刺さるような切なさがあります。

エビ中の表現力の高さは、本格的な舞台「シアターシュリンプ」への挑戦によって鍛えられている部分もあるのでしょうか。今回のツーマンでは、エビ中の実力に何度となく唸らされました。

さらに『まっすぐ』。8人がしっかりと歌声を届けてくれる姿は、本当に感動的。ハイスピード、ハイテンションというイメージがありましたが、こんなに歌声を聴かせてくれるグループなんですね!バラエティのイメージが強い廣田あいかさんの力強い声、かなり印象に残っています。