2015年12月に公開となった『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』からスタートした新スター・ウォーズ・サーガ。
全世界待望の続編、エピソード8のタイトル(原題)が『STAR WARS: THE LAST JEDI』となることが、日本時間の2017年1月24日(火)未明に公式発表されました!
赤い『スター・ウォーズ』?
『スター・ウォーズ』シリーズのメインタイトルロゴといえば、これまで黄色や白色が一般的でした。
ところが今回発表された『STAR WARS: THE LAST JEDI』では、赤色が起用されています。
何か深い意味が込められているのではと、世界中のファンたちは一斉に推測を始めています。
赤はシスの色
スター・ウォーズの世界で赤と言えば、シスの色。
ダース・ベイダーやカイロ・レンのライトセーバーも赤色でしたよね。
今回、『STAR WARS: THE LAST JEDI(原題)』のロゴが赤色となったことから、何者かにシスの脅威が忍び寄るのでは…などの推測が飛び交っています。
シスって何?
そもそもシスって何? とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
スター・ウォーズの世界には、フォースと呼ばれる不思議な力が万物に宿っているとされています。
『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』でも、盲目の僧侶チアルート・イムウェはこのフォースを強く信奉していて、「我はフォースと共にあり、フォースは我と共にあり」とおまじないのように唱えていましたよね。
木、土、水、空気、そして人の心…宇宙のありとあらゆるものに宿っているフォースを感じることのできる者は、それに呼応して様々な技を使うことができます。
たとえば、ものに触れずに動かしたり、弱い者の心を操ることもできます。
このフォースを用いて、銀河の平和と秩序を守る守護者がジェダイです。
しかし、フォースにはダークサイド(暗黒面)と呼ばれる側面もあって、怒りや憎しみといった負の感情と呼応するとより強力な力を発揮します。
このダークサイドを利用して、強い力を探求する者たちをシスと呼びます。
シスの赤いライトセーバー
ジェダイのライトセーバーは、青や緑といった色が一般的ですが、シスは赤色。
この理由は長年諸説あったのですが、ライトセーバーに埋め込まれたカイバー・クリスタルと呼ばれる鉱石が、ダークサイドに捻じ曲げられることで赤色に発色するようになるという設定が付け加えられました。
詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読み下さい:
スター・ウォーズ、『ライトセーバーの色』設定改変で賛否両論!シスの赤は『血の色』だった? | ORIVERcinema
スター・ウォーズの世界で赤といえば、フォースのダークサイドを司るシスを彷彿させることがお分かりいただけたでしょうか。
『フォースの覚醒』にシスはいなかった?
前作『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』でも、赤いライトセーバーを操るカイロ・レンが、レイやフィンの前に立ちふさがりました。
しかし、映画を注意深く見れば、カイロ・レンがシスであると言われている場面はひとつもないのです。
おまけに、カイロ・レンに教えを説いていた謎の悪役、最高指導者スノークの正体も一切不明。
スノークがシスであるかどうかについても、現時点ではわかりません。
このように『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』で、シスの登場ははっきりと語られていなかったのです。
ここに来て、なぜ、“最後のジェダイ” とつくタイトルのロゴに、シスを思わせる赤色が選ばれたのか、謎が深まりますね。
一説によれば、今回の『STAR WARS: THE LAST JEDI(原題)』は、これまでにないダークな物語になると言われています。
赤色からはシスの他にも、純粋に “血” も彷彿させます。
もしかして『STAR WARS: THE LAST JEDI(原題)』は、誰かの血が流れるようなダークでハードな内容になるのかもしれませんね。