毎日の洋服にあまりお金をかけられないママにとって、ファストファッションは強い味方。流行のアイテムもユニクロやGUなら気軽に挑戦することができます。

とはいえ、せっかくなら「全身ユニクロ」とばれずに、おしゃれに着こなしてみたいですよね。どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

そこで今回は、書籍『マンガde学ぶ 大人のおしゃれ』の著者であるスタイリストの久保田卓也さんにインタビュー。ママをおしゃれに見せるコーディネートのコツをうかがいました。

ママコーデの野暮ったさは、「角のあるアイテム」で解消!

——子育て中のママはつい、「汚れてもいい服」や「動きやすい服」を選びがちですが、おしゃれに見せるために気をつける点はありますか?

久保田卓也さん(以下、久保田):「ポイントは、角のあるアイテムを1〜2点取り入れること。「汚れてもいい服」や「動きやすい服」というのは、コーデ全体にヤボったさが出がち。そこで「どこかに角のあるアイテム」を1〜2点取り入れることで、あか抜けないヤボったさをなくし、こなれた自然なオシャレ感を出すことができます。

たとえばトップスなら襟つきシャツ、テーラードジャケット。パンツならセンタープレス(折り目)の入ったものや、ブーツカット。靴ならトゥの尖ったタイプ。中折れ帽や、スクエア型のメガネなどの小物でも同じ効果が期待できます」

「丸みのあるシルエット=カジュアルさ、田舎臭さ」、「シャープなシルエット=洗練された、都会的」と覚えておいてください。

【悪い例】丸首トレーナー、スリム型ストレッチデニム、先の丸いペタンコパンプス、ニット帽

改善例ストライプシャツ+丸首トレーナー、スリム型ストレッチデニム、先の尖ったペタンコパンプス、ニット帽、スクエア型眼鏡

※注意 丸顔の人は角のあるアイテムを多めに入れましょう。反対にあごがシャープな人は角アイテムは1点で充分。コーデとは体と服とのバランスです。