横浜スタジアムに新設されたライト側スタンド・ウィング席 横浜スタジアムに新設されたレフト側スタンド・ウィング席

3月23日、横浜スタジアムの新設エリアプレス向け内覧会が行われた。2019年3月に完成したライト側スタンド「ウィング席」、バックネット裏の4階建ての「個室観覧席」に続き、レフト側スタンド「ウィング席」2812席を新設。これで2017年11月より進めてきた増築・改修工事は終了。新ハマスタの収容人数はプロ野球開催時最大3万4046人となったのだ。

「ウィング席」最上段の高さは31m。横浜港や関内の街並みはもちろん、天候に恵まれれば富士山も望むことができる。この新設レフト側スタンドには横浜中華街監修の本格中華料理が堪能できる新店舗「濱星樓(はますたろう)」も誕生。中国定番スパイス花椒がピリリと効いた麻婆豆腐や具だくさんのあんかけ焼きそば、生のマンゴーピューレがたっぷりのったマンゴー杏仁プリンなどなど、ここでしか味わえないメニューが並ぶ。

3月20日には7番ゲート横の「BAYSTORE GAIYA」を移転し、名称も新たにした「BAYSTORE PARK」がオープン。130平方mの売り場面積にユニフォームやタオル、メガホンなど野球観戦に欠かせない応援グッズなど1500品がズラリ。このオフィシャルショップはプロ野球観戦に訪れた人以外に、横浜公園へ散策しに来た人たちも自由に出入り可能。

門戸が開かれているのはオフィシャルショップだけではない。2017年3月より運用開始した内野外周エリア「Yデッキ」が、横浜スタジアム外周をぐるりと1周できるように拡張されたのだ。全長600m、高さ6mの「Yデッキ」は試合開催日には観戦者専用のエリアとして回遊性の向上と混雑の緩和を実現し、非試合日には横浜公園内通路としていつもと違う視点で町や公園の景色を楽しむことができる。またバックスクリーン両脇には横浜スタジアムを眺めることができるフォトスポット「DREAM GATE STAND」も新設。

野球好きや地域の人々のコミュニケーションを育むランドマークになることを目指す『コミュニティボールパーク』化構想を進める横浜DeNAベイスターズと横浜スタジアム。新型コロナウイルスの影響で開幕は再延期が余儀なくされそうだが、新ハマスタでのプロ野球観戦を心待ちにしたい。