映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』の初日舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、出演者の佐々木蔵之介、横山裕(関ジャニ∞)、北川景子、濱田崇裕(ジャニーズWEST)、矢本悠馬、橋本マナミ、木下ほうか、橋爪功と小林聖太郎監督が出席した。
本作は、イケイケやくざの桑原(佐々木)と、ぐーたら貧乏の二宮(横山)という凸凹コンビが、もうけ話にだまされ、詐欺師の小清水(橋爪)を追って関西、マカオを奔走する姿を、アクションと関西弁の軽妙な掛け合い満載で描く。
横山は「撮影していたのが1年前で、今日という日を無事に迎えられてほっとしています。やっていて充実していたのでまた二宮をやりたい」と語った。
続けて「(原作者の)黒川(博行)さんの作品はシリーズ化されているので、いろいろな可能性を秘めている映画。初日を迎えてここからが勝負だと思っています。どうか皆さんの力を貸してください」と続編製作への希望を呼び掛けた。
一方、佐々木は「大阪が舞台で関西弁のかっこいい映画が撮れたらと思っていまして、見事にその映画が撮れました」と自信をのぞかせた。
また、京都出身の佐々木が“東京に魂を売った”瞬間のエピソードとして「受験で一番最初に東京に来た時、東京駅から新宿駅への行き方を聞こうとして『新宿はどこですか』と早々に標準語が出た。ものすごくヘコんであかんと思って、そこからはずっと関西弁を押し通した」と明かして笑いを誘った。
濱田も「魂を売ったことにしたら面白いなと思ったけど、うそになるので。うそはよくない」と一貫して大阪愛を語ると、横山も「この前、大阪でロケをしていたら普通におばちゃんが僕に近づいてきて、僕のポケットにそっとあめちゃんを入れていった。いい街ですよ」と温かいエピソードを披露してアピールした。
その他、劇中で小清水の愛人役を演じた橋本は「大ヒット祈願ということで小清水さんがだまし取った金額ぐらいのアクセサリーを着けてきました。レンタルですけどね」とほほ笑んだ。
それを聞いた北川は「ぱっと考えた時にマナミちゃんの役はできないなと思いました。あの色気はマナミちゃんにしか出せない」と語った。