「もっといい暮らしがしたいのに、どうしてできないんだろう」とか、「やりたいことがあるのに、節約中だからできない」と、不満だらけになっていませんか?
その状態は、自分が選んでいることなのかもしれません。
じつは、自分から幸せになる方法があるのです。それは「自分は幸せになる!」と決めるだけ。自分を見つめ直してお金の使い方を変えることで、人生はよい循環になるのだそう。
『お金の神様に可愛がられる方法』の著者・藤本さきこさんに、子育て中でも女性が豊かにハッピーに暮らす方法をインタビューしました。
1.幸せでない理由を他人のせいにしない
―――藤本さんの著書に、「責めていたい気持ちが幸せを遠ざける」とありました。いま子育て中のママについては、どう思われますか?
藤本さきこさん(以下、藤本):いまの毎日に不満があるママは、「幸せでない理由」を旦那さんとか、周りのせいにしていることがあると思います。
「ダンナの稼ぎが悪いからこんな生活なんだ」「お姑さんが気遣ってくれないからこんなに不幸せなんだ」と。そしてその状態を我慢しているんですよね。
でも、幸せは自分次第で、旦那さんや子ども、お金次第でもない。それは「人がどうであろうと私は幸せ」と決めることなんです。
自分が幸せになれば、周りも幸せになるし、想像もしなかったハッピーが起こることもあります。
でも、自分から幸せにならないで周りのせいにして「不幸せ」とか「我慢」という。また、やりたいことがあっても一歩踏み出せない理由を、「ダンナの稼ぎが悪いから」とか「子どもがいるから」と都合よく考えているんですよね。
2.「私ノート」を記録して、自分を客観視する
―――著書のなかで紹介されていた、自分の理想に近づくためのワーク「私ノート」とは、いまの自分の状態を書くことで客観視するということでしょうか。
「いまの私を明らめる」(あきらめる)ともありますが、自分の事実を明らかにするということですよね。
藤本:たとえば、冷蔵庫の食材が割引商品や安い冷凍食品ばかりだったとします。ほんとうは毎日もっとよい食材を使ってお料理をしたいのに、言い訳や都合がいろいろあるじゃないですか。
でもノートに書くことは「割引商品を買う私、以上」となります。
いい悪いじゃなくて、そこに価値をつけない事実としては。ということは、この私が目指しているものは「現状維持」でしかないんですね。
そうすると、なりたい理想とのギャップがわかるし、何か変えないと、となりますよね。ワンランク上の食材を買ってみるとか。
―――書くことが、なりたい自分の行動への第一歩につながるわけですね。
藤本:そうですね。言い訳をつけていると、いつまでも同じ状態なんですよ。大金を使わなくてもいいんです。
たとえばちょっとしたもの、トイレマットを安いものからいままでと違うものを買ってみるとか。ジャンプすることに意味があるんです。
3.自分を「設定変更」して、お金を引き寄せよう!
―――著書のなかのキーワードでもある「設定変更」とは、どういうものなんでしょうか。「私の世界(背景)を変えると決めるだけ」の意味は。
藤本:私は、この世で自分に起こることは全部自分が選んで作っていると思っています。
私は2年前までボロボロの家に住んでいましたが、自分が貧乏だったのは貧乏を望んでいたからなんだと、あるとき腑に落ちたんですね。自分で身の丈を決めて行動してしまっていたんです。
でも今後もこのままで行くかどうかは、自分で選べます。それが「設定変更」です。
「いままでの状態はもういいです」と思ったら、「今度はお金持ちになりたいんだ!」と本気で望むことです。
そしてまず、手元にいつもお金をもつことです。お金をいつも目で見ていることで、お金が寄ってくるんです。