小日向文世(左)と深津絵里

 映画『サバイバルファミリー』の初日舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、出演者の小日向文世、深津絵里、藤原紀香、矢口史靖監督ほかが登場した。

 本作は、ある日突然、電気や情報が絶たれ、超絶不自由生活を強いられたサバイバル能力ゼロの“鈴木家”の奮闘振りと絆を描く。

 鈴木家の父親役を演じた小日向は「おととし11月に豚に振り落とされて、癒やされぬまま、水温7度の川に無理矢理入れられて、あれから1年3カ月、こうやってお披露目する日がきました。今日は感無量です」と過酷な撮影を振り返った。

 妻役を演じた深津が、小日向に対し「長い道のり、お疲れさまでした。こんなにキュートな63歳はどこにもいません。一生かわいい人でいてください。ずっと大好きです」とねぎらいの言葉を送ると、小日向は「今の一言で(苦労が)全部吹っ飛びました」とコメントして、笑いを誘った。

 「実際にサバイバル生活をしたら、誰が一番生き残れそう?」と聞かれると、小日向は深津を指差し「深津さんは食に対しての貪欲さが半端じゃないんです。虫でもなんでもいくと思うんですね。だから絶対に生き残る。僕は駄目です。インドア派なので」と回答し、深津のたくましさを明かした。

 一方、矢口監督から「藤原さんが来た日に限って雨が降るんですよ。藤原さんが雨女だっていうことが分かりました」と暴露された藤原は「すごく言われるんです。ケニアでも干ばつで乾期の時に降っちゃって、洪水になっちゃったぐらいで。そうしたら、野生動物がパンパンうれしがって、マサイ族もうれしがって出てきちゃったりとか、すごかったんですよ」と仰天エピソードを披露して、笑わせた。