朝起きたら、ものすごい寝癖がついている時ってありませんか?

すぐさま直したいけど、思うように直らない!こんな時に限って朝寝坊…。忙しい朝は、焦る気持ちばかりが募りますよね。

そこで今回は、ヘアサロン『esTRIBE』オーナー下山覚さんに、寝癖直しにまつわる、とっておきテクニックを教えていただきました

寝癖が「つかない」方法

そもそも寝癖がつく原因。

これはブローで髪をセットするときと同様の原理なのですが、髪に形がつくのは、濡れた髪が乾く瞬間です。

よって寝癖がつくのも仕組みは同じ。つまりは湿った髪が乾く瞬間に、寝癖がつきます。

ですからシャンプー後、髪が完全に乾いていない状態で寝てしまうと、乾いていない部分が寝ている間に乱れた状態で乾いてしまい、癖になってしまうのです。

まず髪をしっかり乾かして就寝することが、寝癖がつかない方法です。

寝癖が「すぐとれる」方法

寝癖を直すポイントは、癖の気になる部分だけでなく、実は髪の根元をしっかり濡らしてあげることが大切です。

毛先だけハネているように見えても、髪の流れは“根元”から決まります。

水分は髪の表面や毛先だけでなく、直したい髪の根元や内側にも含ませるのが直すポイントです。

ここで寝癖を直すのに最も重要なポイント。それは“地肌をこする”こと。

寝癖直しのときは、霧吹き等で根元を濡らすことがほとんどですよね。

しかし単に霧吹きで根元を濡らしただけでは、頑固な癖はなかなか取り除けません。

根元全体に霧吹きをしたら、普段シャンプーをするように水分を地肌になじませます。

指先で地肌をまんべんなくこするイメージです。

そして、次に大事なポイントは“ブラッシング”です。

地肌全体に水分を含ませ、癖の形が取り除けたら、髪の毛の流れを整えます。ブラッシングは、髪の根元からブラシを通します。

一方にブラシを入れるのではなく、いろんな方向へブラシを通すのがコツです。根元からも毛の流れが自由になり、ドライヤーも手ぐしで十分にまとまります。

これら2点のポイントを押さえれば、朝寝坊しても安心です。