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プロ野球12球団とNPBは5 月25日に『臨時12球団代表者会議』を開催。終了後、オンラインによる記者会見を行われ、セ・パともに6月19日(金)に開幕すること、当面無観客試合で実施すること、6月2日(火)から14日(日)にかけて練習試合4カードを消化し開幕を迎えること、当初の予定より23試合少ない120試合でペナントレースを戦うこと、そして『日本シリーズ』が11月21日(土)に開幕することが発表された。NPB・斉藤惇コミッショナーは次のように語った。

「当初の3月20日開幕から数度にわたり開幕が変更となり、選手・関係者・ファンにご迷惑をおかけした。閉塞感に苦しんでいる国民を勇気付けたいし、他のスポーツには大会開催の指針になれればと思う。これから準備をしっかりして、選手をはじめ家族、関係者が安全に試合をできるように実施していかなければならない」

観客を入れるタイミングについて質問が飛ぶと、斉藤コミッショナーは「これまでどうやったら野球を開催できるかに集中してきた。どのタイミングに観客を入れられるか詳細については討議していない」と返答した。

気になる日程発表については「叩き台はできているが、地方との調整がある。移動をできるだけしないように、移動の回数もできるだけ少なくなるように工夫している。もう少し時間をください」とし、全日程発表かいくつかに分けての発表かの質問についても「ここが一番難しい、正直に言うと悩んでいる。そこも含めて近々発表する」とのこと。さらに「まだ最終決定ではないが、セ・リーグとパ・リークでは日程の考え方が異なる。同一カード6連戦はパの方の考え方に近い」と言及した。

また一部報道にあったセ・パで異なる『クライマックスシリーズ』の有無については、「個人的には『日本シリーズ』の出場条件が異なるのは“どうかな”“揃えられないのかな”と思うが、4月の代表者会議で出場条件が異なってもいいと合意されている。そこを私が“統一しろ”とは言えない。ただ、両リーグともどのような形にするか現時点で決まっていないのが事実」とコメントした。

首都圏と北海道も緊急事態宣言が解除された5月25日、プロ野球が高らかに6月19日(金)開幕を宣言した。球春ならぬ“球夏”を心待ちにしたい。