ラプンツェルの声を再び演じることへの想い
普通だったら6年前にアフレコをして、それで完結していると思うんですけれど、すごく落ち込んだ時や何か新しい髪切る、引っ越すといった時も繰り返しラプンツェルを観ていて、自分の中でも「いつも心にラプンツェルを」と思って生きているんですけれど。
だからこそ6年経ったんだとちょっとびっくりなんですけれど、実際に6年経っているので、当時と声が変わらないように、普段の「中川翔子」があまり浮かばないように「ラプンツェル」ってものにしたいといつも思ってアフレコしました。
ラプンツェルの曲として末長く愛されていけばいいなと思いながら歌いました
インタビュー直前まで「ラプンツェル あたらしい冒険」の挿入歌「髪に風うけて」の歌の収録を行なっていた中川さん。
「ラプンツェル あたらしい冒険」では、『塔の上のラプンツェル』の作曲家でありディズニーミュージックの巨匠アラン・メンケンが3曲を書き下ろしました。
中でも「髪に風うけて」は、「ラプンツェル ザ・シリーズ」の主題歌にもなる曲です。
また、中川さんは『塔の上のラプンツェル』では歌は担当しておらず、今作がラプンツェル作品で初の歌声披露となります(ラプンツェル役では「ちいさなプリンセス ソフィア」で歌唱経験あり)。
中川さん
今回は初めてラプンツェルの歌を歌わせて頂いたんですけれど、普段の歌い方とは違い今回は単語ごとに、ラプンツェルの顔を見ながら、マンディ・ムーアさん(ラプンツェルの英語版声優)の声を聴きながら歌い方を調整していきました。
ラプンツェルとして話すように歌ったり、風に乗るような、めちゃくちゃ良い曲で。
アラン・メンケンさんもラプンツェルの歌をまた書けて嬉しいなという感じで書いたんじゃないかなあというとっても楽しいメロディで。
すごくラプンツェルらしい、「自由への扉」を彷彿とさせるような入り方も感じられて、「あっラプンツェルの歌だ」ってすぐわかるような新しい曲になっていて。
この曲がまたラプンツェルの曲として末長く愛されていけばいいなと思いながら歌いました。
−プレッシャーは感じましたか?
プレッシャーはすごかったです。
ラプンツェルとしてのミュージカルに近い、話しているように歌うので、普段私はこう歌わないけれどラプンツェルだったらこう歌うとか、サビのところの符割も最後の最後まで調整しました。
やっぱりこうしてみようとかスタッフの方と考えて…実際歌って見て気持ち良い歌い方と、実際聴いて見て気持ち良い歌い方と。
これが永遠に残ってしまうというプレッシャーと責任感はすごかったです。