2017年7月29日に全国公開を予定している映画『東京喰種 トーキョーグール』の特報映像が4月12日に公開されました。すでに多くのメディアでニュースとして紹介されているので、「もう見たよ!」という人も多いでしょう。
しかし、その特報映像にちょっとした“仕掛け”あったことに気がついた人はいたでしょうか? もし気がついていたなら「流石です」と賞賛したいですね。
今回は「東京喰種」の映像から、1秒にも満たない刹那に詰め込まれたカットに隠された謎をご紹介したいと思います。
映画「東京喰種」の特報映像を見ていると、終盤にタイトルが表示される直前。再生時間23秒ほどのところで5枚のカットが矢継ぎ早に映し出されます。
各カットは何気なく見ているとわかりにくいのですが、画質を高いものにして拡大してチェックすると、そこには「XII(12)」や「0(ゼロ)」といった数字が隠されています。
石田スイさんが手がける『東京喰種 トーキョーグール』シリーズでは、作中のさまざまなシーンで意味深な数字がしばしば登場しており、占いなどでよく聞く「タロットカード」にちなんだものではないかという推察がファンの間で有名で、実際にカードの示す意味とマッチしていることが多いのです。
わかりやすいものでいうと「死神」の13番。意味はそのまま「終焉」や「破滅」といったもので、白髪がトレードマークの問題児「鈴屋什造」がつけているヘアピンがまさに13の数字(XIII)の形になっています。作中での活躍、行動などを考えると、ピンとくるものがありますよね。
タロットカードには正位置と逆位置で意味が異なっており、そういった知識を絡めると「数字」に込められた意味が気になって仕方ありませんね。
「母親のいない君のために もうだれも死なないように」
— 石田スイ (@sotonami) 2016年6月9日
ラズロ、笑って/the cabs#鈴屋什造生誕祭2016 (一日遅れ…) pic.twitter.com/EP8nR2ivDR
この5枚のカットに仕掛けられた謎。画質の限界からハッキリと確認するのが難しいものもありますが、劇場公開前の楽しみである「推察」が捗って楽しいですね。
筆者としては、いまのところ実写映画版のキャストで発表されていないキャラクター「滝澤政道」に関連する「15」という数字が出ていること。そして、高架下のシーンで数字らしきものが確認できるところが複数あるのもそうですが、横たわる人(写っちゃいけない系)っぽい“何か”が気になって仕方ありません。
これらの謎が解ける日はいつになるのか、今後の情報の注目ポイントに「数字」をプラスして、公開日までの日々を楽しみたいものです。
『東京喰種 トーキョーグール』 7月29日全国公開 ©2017「東京喰種」製作委員会