「2017年 海外ドラマの日」共同記者発表イベントが27日、東京都内で行われ、ゲストとして、歌謡界の新星として注目を集める歌手の川上大輔が出席した。
海外ドラマの普及に務める“海外ドラマ・プレゼンター”に就任した川上は「こんな大役を任せていただけてうれしいです」と喜びのコメント。この日は、川上が一番好きという海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウアーのアテレコにも挑戦し「難しいけど楽しかったです。(声優の)オファーがあれば…? もちろん僕でよければ何でもやりますよ」とニッコリ。その“高めの美声”を生かして「子どもの声から、もしかしたら女性の声も演じられるかも」と意欲を見せた。
川上は2013年、28歳の時にシングル「ベサメムーチョ」で歌手デビュー。その官能的なプラチナボイスと端正な容姿で注目を集め、15年には「第28回 日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞。今年4月には、魂を揺さぶる唯一無二の歌声、“魂響(たまゆら)の貴公子”として、初のバラード作品となる「人魚のように」(7thシングル)をリリースした。
人気急上昇中の川上だが、大学卒業後、スカウトされデビューを果たすまでは、ずっとアルバイト生活だったそうで「一通りの接客業はしてきました。コンビニの店員からカフェのウエーター、たこ焼き屋さん、居酒屋もやりました。新聞配達もしましたね」。駐車場のテレホンオペレーターとしても働いたことがあるそうで「実は声のトーンを高くすればするほど、クレームにならないんです。僕が『はい、もしもし!』って高いトーンで話すと、ワーッとなってたおじさんも『仕方ねぇな…』となるから、アルバイトでも結構重宝されました」と笑わせた。
憧れの歌手を問われると「19歳で新聞配達をしていた時にちょうどラジオで流れてきたのが、平原綾香さんの『Jupiter』。それを聞いてすごいな…と思って、自分もデモテープに入れてオーデションを受けたりしました」としみじみ。当時はアルバイトをしながら歌のレッスンを受け、ライブ活動を行う日々だったが、現在は歌手として平原と共演する機会もあるといい「あの時に僕が憧れていた方と同じステージにいられると思うと信じられない気持ちです」と喜んだ。
今後の目標としては、第一に「まだまだ僕を知らない日本全国の方に僕の歌声を届けていきたい」と掲げつつ「歌手以外の仕事も幅広くやっていけたら。役者業も含め、ミュージカルにも興味があります」とコメント。普段は歌謡曲に限らず「洋楽も何でも歌います。ホイットニー・ヒューストンなども原曲キーで歌いますね」と明かし、ほほ笑んだ。