映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の初日舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の藤原竜也、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、仲村トオルと入江悠監督が出席した。
5人の命を奪った連続殺人事件から22年後、犯人を名乗る曾根崎(藤原)が顔をさらして肉声で殺人を告白し、告白本を発表するとたちまちベストセラーに。マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、刑事への挑発、サイン会と日本中を巻き込んだ新たな事件へ発展していく。
藤原は、さまざまな伏線や衝撃的な結末が待ち受けている本作のプロモーションに相当苦労してきたという。「ようやく初日を迎えて、ホッとしているというか、緊張しているというか。ネタバレを言えない制約がある中、こうしてやってきましたけど、いろいろと言いづらい映画だなと思いました」と明かした。
また、この日、仕事の都合で舞台あいさつを欠席した刑事役の伊藤英明からビデオメッセージが届いたが、作品の公開初日に登壇がかなわなかった罪悪感からか、短くまとめられたメッセージのほぼすべてが謝罪という内容。爆笑しながらスクリーンを眺めた藤原は「ここまで短く…」と笑いが止まらなかった。
野村は「素晴らしい謝罪会見でした。びっくりするぐらい中身もなく、前の日寝ていないんじゃないかというぐらいのビデオメッセージでした」とコメントし、仲村も「間違いなく映画のプロモーションをサボった罪は一番大きい」とうなずいた。さらに藤原は「でもドカーンとサプライズ登場とかないの?」と伊藤の登場を期待した。
締めのあいさつでは藤原が「伊藤くん来ず」とぽつりとつぶやき、「いや、皆さん。まだ時間があります。まだ分からないですよ」と、冒頭で欠席のアナウンスがあった伊藤の登場を最後までにおわせるなど、その場にいない伊藤をいじりまくった。