⑪マンガワンダーウォール
ジャスチャーに応じて、画面上のマンガのページがめくられていく。最後にはキャラクターが登場。
登場するキャラクターはオールスターキャストでも良かったのではと思います。
訪れたのが夏休みに入る前の平日だったことが原因なのか、ガラガラでした。夏休みに突入した現在はどうなっているだろうか。
入場料は大人1,000円、18歳以下600円。11の体験企画を楽しんで1,000円ならお手頃だが、混雑していると企画を楽しむどころではなく、相対的に1,000円は高いものになってしまうだろう。
10月15日まで開催しているので、ゆっくり楽しむのであれば、夏休みが終わってからの方が良いのかもしれない。
こうしてみると科学技術の発達には目覚しいものがある。携帯電話やスマートフォンをみれば、かつての漫画に出てきた小型の通信機や電子頭脳(そんな呼び方だった)は、既に実現されていると言っても良いだろう。ただしどれだけ科学技術が発達しても、それだけでは達成できないものもある。その最大のものが“平和”だ。
サイボーグ戦士達はブラックゴーストと戦い、倒した後も、大小の新たなる悪と戦いを続けている。その中には人間の存在を遥かに凌駕したような存在まで登場しており、いつ戦いが終わるともしれない流れだった。現実世界でも科学技術は発達し、人間の交流を深める面はあるものの、その一方で人間同士のいさかいをエスカレートさせるようなことも増えている。サイボーグ戦士達は改造により年を取らない体になっているが、それだけにいつ終わるともしれない戦いの中に飛び込んでいくのは悲壮感さえ漂っている。アニメのオープニングソングそのままだが、果たして“誰(た)がために戦う”のだろうか。
最後になるが、スクウェア・エニックス社の「月刊ビッグガンガン」で『009 RE:CYBORG』(原作:石ノ森章太郎、ストーリー:神山健治、漫画:麻生我等)が連載中。これは10月27日に公開予定の劇場アニメ『009 RE:CYBORG』 [https://009.ph9.jp/] をコミカライズしたもので、『サイボーグ009』の設定やキャラクターを活かしながら、2013年の世界を舞台に、サイボーグ戦士達が新たな戦いに挑むストーリーだ。サイボーグ戦士達は呼び出しがかかれば集まるものの、普段は異なる立場に身を置いているため、そこから生じるしがらみや軋轢などが、石ノ森版とは違った雰囲気をかもし出している。
『サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR』と共に楽しみたい作品である。
【関連サイト】
『科学で体験するマンガ展』公式サイト [https://www.kagaku-manga-ten.jp/]
『009 RE:CYBORG』公式サイト [https://009.ph9.jp/]
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関連リサーチ
『サイボーグ009』好きなサイボーグ戦士は? [ https://ure.pia.co.jp/articles/-/7911 ]