ディズニー・チャンネル オリジナル作品『ゾンビーズ』の続編『ゾンビーズ2』がDisney+で配信されました。
大人気の『ゾンビーズ』は歌とダンス満載のティーンムービー。
実はアメリカをはじめとする各国で「多様性や差別について問題を提起してくれている」と話題になっています。
差別や偏見、そして多様性とはどのようなことなのか。
『ゾンビーズ』『ゾンビーズ2』をみて一緒に「多様性や偏見・差別」について考えるきっかけをつくってみませんか?
『ゾンビーズ』シリーズは多様性がテーマの作品
主人公はチア部で活躍する人間のアディソンと、晴れて新学期から高校に行けることになったゾンビのゼッド。
この二人が恋に落ちるのですが、「人間とゾンビ」という肌の色や、国の違い……という前に種族が違う二人の恋の行方はどうなっていくのでしょうか。
ゾンビと人との共存
シーブルックという小さな町には、ある事故をきっかけにゾンビが発生し、人を襲うという環境になってしまいます。
そして、ゾンビは隔離された環境で暮らしていました。
現在は、Zバンドというリストバンドが開発され、ゾンビはそれをつけていれば凶暴化することはなく、人間を襲うことはなく、平和に暮らしています。
ずっと隔離生活を強いられていたゾンビたちですが、ある日、シーブルックの政策が変わり、ゾンビを受け入れて生活していくようになります。
学校など公共の場所にゾンビが出入りできるようになり、共に学び始めることになったのです。
ですが、共存を始めたからといって、人を襲った過去を持つゾンビに対する偏見と差別は、その日にいきなり無くなるものではありません。
至って普通の高校生なのに、学校で血色の悪い肌と、髪の色で判別され、人間にいたずらに怖がられパニック状態になられているゼッドたちゾンビの姿を見ていると、いかに偏見というものがくだらないのかを考えさせてくれます。
『ゾンビーズ2』は狼族も登場!
『ゾンビーズ2』では、ゾンビたちの他に狼族も登場します。
狼族は森に住む誇り高き種族ですが、人を襲うと偏見を持たれている種族です。
彼らはそういった偏見を利用して森から人を遠ざけていますが、元々はシーブルックに古くから住んでいる種族で、人間が移民で住み始める前から暮らしていました。
ですが、人間たちは狼族が町にでてきたことにより、またもゾンビの時のようにパニックを起こします。
そうして、やっとゾンビたちと馴染んできたシーブルックの人間は、新たに自分たちの前に姿を表した狼族に対しても、受け入れて、多様化していくことを求められたのです。
人間とうまく共存をし始めたゾンビたちは、狼族をどのように見るのでしょうか?