テミンは、6月に日本デビュー6周年を迎えたSHINeeの最年少メンバー。ちょうど1年前の2016年7月にミニアルバム『さよならひとり』で、グループから初の日本ソロデビューを果たし、1年ぶりとなる今年7月18日に、2ndミニアルバム『Flame of Love』をリリースした。
まず、彼のこれまでの歩みをまとめてみよう。
SHINeeの最年少メンバーとして韓国でデビューしたのは、2008年。わずか14歳のときだ。その6年後、2014年8月にグループから先陣を切ってテミンがミニアルバム『ACE』でソロデビューをしたのには、ファンも意表を突かれた。なぜなら、彼はボーカルとしてではなくダンサーとして高く評価されていたメンバーだったからだ。
ミニアルバム『ACE』のリード曲『怪盗(Danger)』のコンセプトは、“女心を盗む怪盗”。ファンから“天使”といわれていた永遠の少年テミンが、“危険な男”に大変身。イアン・イーストウッドが振付したリード曲『怪盗(Danger)』の男性美あふれた華麗なパフォーマンスはもちろんだが、6年間培ってきた歌唱力にもスポットライトが当たった。
確かに、今の韓国音楽界においても、テミンのようなダンスボーカルのソロアーティストはいない。強力なニューカマーの登場は世間を震撼させ、瞬く間にトップに登りつめた。2016年2月には1stアルバム『Press It』をリリース。The Stereotypes、Bruno Marsらが共作したリード曲『Press Your Number』では楽曲、パフォーマンス、ビジュアルすべてがワールドクラスといえるレベルであった。