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 堺雅人が主演する日曜劇場ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の最終話が、27日に放送された。

 報道陣の前で、箕部幹事長(柄本明)の不正を暴き、“1000倍返し”を果たした半沢(堺)。自身も、けじめとして銀行を辞める決意を固めるが、大和田(香川照之)が「ふざけるな!」と、待ったをかけた。

 大和田は「私が銀行を辞める」とし、「いいか半沢、よく見てみろ。今のうちを。株価は暴落、信用ガタ落ち。沈没だよ、沈没! こんな銀行に誰が残るか。死んでも嫌だね。もうこの銀行は、おしまいdeath」などと、まくし立てた。

 これに対して半沢は「必ず立て直せるはず」と反論するが、大和田は、「お~、言ったな。おまえ。そこまで言うんだったら、おまえが最後まで責任取れよ」と、半沢に頭取を目指すように説き、「この世で一番嫌いなおまえを、全人生を懸けてたたきつぶす。受けて立て!」などと挑発した。

 半沢は「分かりました」と応じるが、最後は「だが、今度こそ容赦しない。完膚なきまでにあなたをたたきつぶす!」と絶叫した。

 大和田の言動について、SNS上では、「わざと直樹をあおって辞めさせない作戦か!」「憎まれ役を買ってるの?」「直樹への愛の告白だな」「引き止めたい大和田、泣ける」「大和田、まじ直樹への愛深過ぎ」といったコメントが続出。過去の名言のオンパレードにも、「最後に名ぜりふ、全部盛り込んできた」などの反響があった。

 また、大和田が半沢の退職願を破り捨て、「あばよ!」と捨てぜりふを残して去っていくシーンには、「まさかの柳沢慎吾」「かっこいいよ! 大和田さん!」などと視聴者も大興奮。半沢アップのラストシーンには、「直樹、笑った!」「分かってたのねー」「けんかしてるのに2人の絆が見えて泣ける」といった感動の声が相次いだ。